“仙台のドブネズミ”が故郷に恩返し。ナイトメアが宮城県庁に200万円寄付

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宮城県出身の5人組ヴィジュアル系バンド、ナイトメアが、9月26日(金)にZepp Sendaiで<岩手・宮城内陸地震 チャリティーライブ>を行ない故郷に恩返しをした。チャリティーというライヴの趣旨から、セットも照明も最小限なごくシンプルなもので、2階席には被災地のファンが無料で招待された。

岩手・宮城内陸地震は、ナイトメアが今夏に行なっていたツアー中に発生。メンバーはツアー先でその知らせを受け「故郷のために自分たちができること」としてツアー各地の会場で募金活動を行なっていた。

ライヴの序盤で、ヴォーカルのYOMIから「みんなにたくさん協力してもらったおかげで、なんと200万円以上集まりました! いちばん感謝の言葉をいいたいのは、ファンのみんなです。ありがとうございます!」と報告。大きな拍手と歓声に会場が包まれるなか、YOMIはうれしそうな笑顔を浮かべながら言葉を続け「集まったお金を“お前ら実は自分の財布に入れてるんじゃないの?”って思ってる人たち、ちょっとだけいると思います(笑)。その誤解を取り払うために」といって、宮城県総務部危機対策課・菅原芳彦課長をステージ上に招き入れた。

宮城県庁を代表してライヴに訪れた菅原氏に、YOMIは「ナイトメアのファンのみんなと、メンバーとスタッフで集めたお金なので、ぜひ宮城県のために使ってください。お願いします」といって目録を手渡し、すべての気持ちを代弁するように深々と頭を下げた。

「みなさまの迫力に負けました(笑)」と、開口一番に笑いを誘った菅原氏。「皆様方からいただいた貴重な寄付金は、6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震で被災された方々のために、しっかりと役立てるようにお使いいたしますのでご安心ください」とナイトメアのメンバーとファンに約束してくれた。

「“仙台のドブネズミ”的な感じだった俺たちが、宮城県に貢献できるようなバンドになれて超うれしい!」(YOMI)、「少しでも、こうやって地元に貢献できたことが、みんなの協力あってのことですけど、ほんとにうれしいです」(咲人/G)と、それぞれの言葉で感謝の気持ちとよろこびを表わした。

ナイトメアのライヴでは特別な曲としてファンからも愛され続けている「Star[K]night」を最後に演奏し、その途中で「宮城に生まれてよかったーっ!」と絶叫したYOMI。この日のメンバーは、いつものライヴで見せるものとは少しばかり違う、どこか誇らしげな表情だった。

ナイトメア オフィシャル・サイト

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