ロスト・ソサイエティ、日本初の単独公演を目撃せよ

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去る2月にリリースされた3rdアルバム『ブレインデッド』が好評なフィンランドの若きスラッシュ・メタル・バンド、ロスト・ソサイエティが4月28日、通算3度目となる日本上陸を果たした。到着からほんの数時間後、若干20歳のフロントマン、サミー・エルバンナを直撃。長旅で疲れているはずなのに、彼の表情は元気いっぱいだ。

◆サミー・エルバンナ画像

「確かに疲れてはいるけど、すごくハッピーだよ。日本に来るのはこれでもう3回目になるけども、ここに来られるのは光栄なことだといつも思ってるんだ。しかも今回は、日本で初めて自分たちのヘッドライン・ショウをやれるうえに、日本を代表するクールなバンドたちと同じステージに立つ機会もある。だからこれは、俺たちにとって素晴らしいホリデーみたいなもんだよ(笑)。もちろんバンド活動は仕事だけど、自分たちがやりたくてたまらない音楽をプレイしながら世界をまわれるなんて、最高としか言いようがないじゃないか(笑)」

彼の言葉にもあるように、彼らは2013年には<LOUD PARK>に、そして2015年には<LOUD & METAL ATTACK>に出演のため来日。そして今回、4月29日には自己初となる日本での単独公演を横浜BAY HALLにて行ない、さらに5月1日には新木場STUDIO COASTでの<LOUD∞OUT FEST 2016>に出演。LOUDNESS、OUTRAGE、ANTHEMという日本の強豪たちと同じステージに立つことになっている。

特に今回の単独公演では、このバンドの進化が垣間見られた『ブレインデッド』からの楽曲も多数披露されるはずだ。すでに母国フィンランドでは今作に伴うツアーを開始している彼らだが、そこでの反応について尋ねると、サミーは次のように答えていた。

「ニュー・アルバムからの曲に対する反応はとてもいいよ。今回はこれまでの“可能な限り速くプレイするんだ!”という感じの曲ばかりじゃなく(笑)、ミッド・テンポの曲とかもあるし、より変化に富んだショウになっているからね。実際、今回のアルバムにはスラッシュ・メタル以外の音楽からの影響も反映させることができたと思っているんだ。ただ、自分たちなりの多面性を見せようと意図したわけじゃなくて、こうしてアルバムを3枚作りながら成長してきたことで自然とそうなってきただけのことではあるんだけど」

サミーは他にも自身のルーツや出身地であるユヴァスキュラという街についてなど、さまざまなことを語ってくれたが、それについてはまた改めて。最後に、彼からのメッセージをお届けしておこう。


「日本のみんなに横浜・BAY HALLでのショウをぜひ観に来て欲しいな。これは間違いなくクールなものになるはずだ。俺たちにとって日本で初めてのヘッドライン・ショウだし、古い曲も新しい曲もミックスさせながら、ロスト・ソサイエティならではのスラッシュ・メタルで、アドレナリン出まくりの90分にすること約束するよ! もちろん速い曲もたくさんやるしね(笑)」

撮影・文:増田勇一

◆ロスト・ソサイエティ公演詳細
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