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4人編成のノイズコア・バンド。
ハードコア、ヒップホップ、ハウス、テクノなどが共存するという、世界的にも例を見ないほどクロスオーバー化が進んだ日本アンダーグランド・シーンの中心に位置する存在。'00年にless than TVよりリリースされたファストコア・バンドScrewithinとのスプリット・アルバム『...Hold Fast Afflux』、同レーベルのコンピ盤『友達以上、恋人未満、TV以下』への楽曲提供のほか、アブラハム・クロスやブレックファストほかのバンドとのスプリット7インチを数枚リリースしている。

彼らの魅力はなんと言ってもその圧倒的なライヴ・パフォーマンス。初めて観た人は、まずその爆音に圧倒されるはずだ。まるで音の壁のようなギターノイズに、今里氏のときにマイクすら通さない絶叫、そして激烈なブラスト・ビート。しばしば、天変地異などにも例えられるそのパフォーマンスは、この時代に生まれたなら一度は観るべきだ。また、彼らのライヴは激しく暴力的だが、殺伐としているワケではない。むしろポジティヴな雰囲気に満ちている。これは、トランスに移行していく直前のボアダムスのライヴに近いものがあった。

そして、'06年には初のフルアルバム『YOU BARK WE BITE』をリリースした。カヒミ・カリィやMSCの漢といったメンツが参加した作品は純粋なるハードコア・アルバムだが、これまで誰も聴いたことのない作品に仕上がった。各メディアからは絶賛され、多くのインタヴューやレヴューが掲載された(音楽誌はもちろん、ちょっとお堅い社会誌まで!)。

Struggle for Prideは、名実ともに東京アンダーグラウンド・カルチャーを代表する存在だ。彼らを含め、MSC、DJ BAKU、アブラハム・クロスなど、ボーダレスなアーティストたちが、日本のカルチャーをさらに盛り上げてくれるはずだ。

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