ネガティヴ、哀愁と骨太さの最新アルバム全曲解説!part.1
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骨太さを増したサウンドと、アグレッシヴなヨンネのヴォーカルの 最新アルバムを本人たちが全曲解説!(前半1~6曲目)
北欧のヨン様、ヨンネ・アーロン率いるハードロック・バンド、NEGATIVE。 メランコリックなメロディとハードなサウンド、そしてフロントマンでもあるヨンネのカリスマ性で 日本でも人気が確固たるものになってきている。 そのNEGATIVEが、1年8ケ月振りのニューアルバムを9/1にリリースした。 『SWEET AND DECEITFUL』と題されたニューアルバムは、哀愁を帯びたメロディと アグレッシヴなギターに、キーボードが正式に加わり、重厚なサウンドを構築している。 前作よりも格段に進歩した彼らのロックンロールは、若さだけの勢いや破天荒さではなく、 あくまでエモーショナルに聴く者の心に染み入る。 8/7、8/8に開催された<SUMMER SONIC 2004>に出演し、 彼らをいまだ知らないファンや他アーティストの度肝を抜いた。 今回のインタヴューでは、彼ら自身によるニューアルバムの全曲解説を刊行。 そして<SUMMER SONIC 2004>でのパフォーマンスを切り取った写真をたっぷり紹介する。 |
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ラリー: 前回のアルバムでは出来上がったものに、ただ乗せてもらっただけっていうカンジだったけど、今回は曲を作るときから関わってくれたんで違いは大きいね。フィーリングも深みが出たし。 ヨンネ: スタジアム用の音になったかな。 ──まずは1曲目「INTRO」から。 ヨンネ: オーケー。これは「FROZEN TO ラリー: ヒントはね“父が息子に語りかけている”ということだね。しっかり聴いてみてよ。逆再生してみると分かるかもよ。 ──「FROZEN TO LOSE IT ALL」 ヨンネ: これは最初にできた曲の1つだね。ラリーが書いたリフとメロディがあってサビがなかったんだけど、僕がすぐに思いついてサビを作ったんだ。 ラリー: ’80年代に人気のあったディンゴっていうバンドがフィンランドにいたんだけど、キーボードサウンドがそのバンドにすごく似てるんだ。ハノイロックスに並んで人気のあったバンドだよ。 ラリー: この夏にフィンランドで演ったんだけど、すごく盛り上がるんだよ。とてもスリリングで、イントロのギターの雰囲気がいいし、けっこうガチっとしたグランジだろ? 僕はニルヴァーナにもすごく影響されているからね。ギターの部分ではガンズ・アンド・ローゼスの影響が大きいかな。 ──「LOCKED IN THE DARK SIDE」 ヨンネ: 自分は特別だと思ってたのに、ふと気付くと利用されてるだけだった、全ては偽りだったということを悟った瞬間を歌ってるんだ。叫んでるところなんかはリンキン・パークっぽいでしょ。このアルバムは、あらゆる意味で自分の限界に挑んでいるような、どこまでやれるか試しているような面があって、できるだけ曲を掘り下げ、スタジオでもできる限りのことをしている。 ──「IN MY HEAVEN」 ヨンネ: 何かを信じるというのはいいことだ。パラダイスを信じるのは素晴らしいってことを書いた。 ラリー: “ヘヴン”っていう言葉はいろんな風に解釈できる。愛とか、安心できる場所っていうかね。迷っている時の状態なのかもしれないしね。そういう曲さ。クリストゥスが最初のメロディを考えた。オレの方がヘヴィーな音だから、この曲はクリストゥスに合ってるね。 ヨンネ: これは眠る直前に出てきたメロディさ。リビングでギターを弾いてたら次々に浮かんできて、それでスナックに電話したんだけど、よく行くバーでスナックは酔っ払ってた。「すぐにスタジオに行こうよ」って言ったら来てくれて、すぐにメロディを聴かせたらスナックもすごく気に入ってくれたんだよ。スナックにピアノで弾いてもらった瞬間、「次のアルバムに入れるバラードはこれだ」と直感した。 ラリー: オレはストリングスが気に入ってる。ヘルシンキのオーケストラが弾いてるんだ。フィンランドで一番有名なプロデューサーのクリスト・オシカイネンがアレンジをしてくれた。 ラリー: これはオレ達版の「ノーベンバー・レイン」(ガンズ・アンド・ローゼス)さ。ギターソロはスラッシュをトリビュートして同じようなフィーリングを入れてる。 |




──今回は新アルバムを全曲解説してもらおうと思ってるんだ。スナックを正式メンバーにして、NEGATIVEの方向性が見えてきたような気がする。
──「L.A.
──「ABOUT

