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スコットランド出身の人気アイドル・グループBay City Rollers。'60年代後半のエジンバラで、DerekとAlanのLongmuir兄弟によって結成され、もともとはthe Saxonsというバンド名でスタートした。

ダンス・バンドのリーダーだったTom Patonが、甘いハーモニーと可愛らしい少年風のルックスを売りにすれば絶対に成功するとメンバーを説得。まずはアメリカの地図に適当にピンを投げつけて刺さった地名…ミシガン州ベイシティをバンド名に冠し、タータンチェックにツンツン頭、半ズボンでにっこり微笑む少年団がここに誕生した。

'70年代始めに数曲のヒットを飛ばした後、Bay City Rollers(Nobby Clark、Stuart Wood、Eric Faulkner、Les McKeownも在籍)は'75年前後に最盛期を迎える。2年の間に全英チャートのトップ10に10曲がランクイン。Four Seasonsの“Bye Bye Baby”や、Dusty Springfieldの“I Only Wanna Be With You”をはじめとして、ほとんどの曲が'60年代のポップ・ソングのカヴァーだった。

しかし、往々にしてお子様向けアイドル・グループは、たちまちプレッシャーで神経を磨り減らしてしまう。FaulknerとAlan Longmuirは自殺を試み、McKeownは法廷に何度も出頭した。それでも何とか活動を続け、'76年には“Saturday Night”がアメリカと日本を席巻、全米ポップチャートの1位に昇り詰める。'75年から'77年の間に、アメリカでは『Bay City Rollers』『Rock 'N' Roll Love Letter』『Dedication』『It's A Game』『Greatest Hits』の5枚がゴールド・ディスクを獲得。いずれもBell/Aristaレーベルからの作品だった。

アメリカでのRollers旋風も強烈だったが意外にも短期間で幕を閉じる。さらに残念なことに、彼らの視線がイギリスから離れている間に、自国のコアなファンも失い、'79年、勢いをなくしたバンドはそのまま自然消滅してしまう。その後も何度かカムバックをはかり、シンプルにthe Rollersとしてレコーディングしたりもした(『Elevator』)が、結局、昔ながらの追っかけファンにしか受け入れられず、新たなファン層を開拓するにはいたれなかったのが現実だった。それでも残ったメンバーは自分達の名声に充分満足し活動を続けた。

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