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ニューヨーク・パンクシーンのクラブ回りバンドとしてスタートし、1970年代にCBGBの人気バンドから世界のスーパースターへと進化したBlondie。最初の数枚のアルバムはパンク/ニューウエイヴのルーツを保っていたが、“Heart Of Glass”(ディスコ)、“Tide Is High”(レゲエ)、“Rapture”(初期ヒップホップ)といった有名なヒット曲の幅広い音楽性からも明らかなように、やがて多様なスタイルの音楽愛好家に変わっていった。

バンドは5人組だが、最も象徴的なイメージはプラチナブロンドのDeborah Harryであろう。彼女の丸顔とミニマルなドレス姿はアルバムカヴァーやポスターを飾り――バンド全体として認められたいというメンバーの願いとは裏腹に――Blondieというバンド名を体言する存在となった。

バンドはWind In the Willowsというフォークグループ(1968年にアルバム発表)のシンガーだったDebbie Harryと、Stilettosの様々なベテラン達とのコラボレーションにより、1974年8月に結成された。シンプルなポップパンクのアルバムを2枚発表した後、イギリスでミリオンセラーシングルとなったモンスター・ディスコヒット“Heart Of Glass”を含む『Parallel Lines』を発表。

次のシンプルなアルバム『Eat To The Beat』のセールスが伸び悩んだため、彼らは多様さが売りであったことに改めて気づき、1曲ごとに違うスタイルをフィーチュアしたマルチジャンルの『Autoamerican』をリリースする。しかし、次の作品はあまり思わしくない売れ行きで、バンドはその後に解散。Harryは1stソロアルバム『KooKoo』を翌年発表した。

Blondie 解散後、Harryと彼女のボーイフレンドでギタリストのChris Steinはメディアからしばらく姿を消した。それはSteinが珍しい皮膚病を患い、Harryが看病をしていたからである。最近になって、Harryは『Videodrome』『Hairspray』『Heavy and Roadie』といった映画に、重要な役どころで出演している。以前ほどの成功は収めなかったが、ソロで4枚のアルバムも発表し、Jazz Passengersとも共演した。

おそらくBlondieのメンバーは、別々よりも一緒の時の方が売れていたことに気がついたのか、それとも最近の1970年代/1980年代ノスタルジアの波にのりたかったのか、1998年に再結成を決め、1999年3月に新作アルバム『No Exit』を発表した。

2014年5月、バンド40周年を迎え、通算10作目となる「Blondie 4(0)」をリリースした。

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