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Everlastは本名Erik Schrodyといい、成長期をサンフェルナンドヴァレー(そう、Frank Zappaの曲に永遠に名を刻まれた、あのヴァレーである)で過ごし、Ice-TのRhyme Syndicate Cartelに所属してラップのキャリアをスタートさせた。''90年に、10代の若気の至りとでもいうべきアルバム『Forever Everlasting』を発表した後、Leor“DJ Lethal”Dimant(現Limp Bizkit)、Danny“Danny Boy”O''Connorと組んで、もう少し信憑性のあるHouse Of Painを結成したが、5年後、この3人組でレコーディングした3枚のアルバムを残し、気がつけばEverlastは再び独りになっていた。

『Whitey Ford』のレコーディング最終日、Everlastは心筋裂傷の治療のため、心臓の弁を取り換える緊急手術を受けた(彼は先天的に心臓疾患があり、いずれ手術しなければ治らないことは承知していたのだが、頻繁な喫煙とマリファナの吸引が症状を大きく悪化させ、予想された年齢よりもずいぶん早く手術が必要になってしまったのだ)。

幸いにして彼は心臓の切開手術を勝ちぬいたが、皮肉にも『Whitey Ford』には、“死”や“臨死体験”や“病院”につながる寒々しい表現が目立つ(“Death Comes Callin''”“Hot To Death”“Painkillers”)。まるで、残酷なまでに正直なこのアルバムの制作の早い時期から、彼が自分の運命を鋭くも悟っていたかのようである。

万が一Everlastが生還を遂げていなかったら、『Whitey Ford』は彼に相応しい墓碑銘となっていただろう。House Of Pain以降にEverlastが残した、敬意を払うに値する、印象的な作品として。予想以上の成熟ぶりを見せるこのアルバムには、ヒップホップのサンプリングに、感情豊かで思慮深い歌詞と、本人によるブルージーで時にアコースティックなギター演奏が折り込まれている。