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1967年に、スティーヴ・ミラーを中心に、サンフランシスコでスティーヴ・ミラー・ブルース・バンドとして結成。スティーヴ・ミラーは、ポール・マッカートニーが好きなギタリストの一人として名を挙げられている。

スティーヴ・ミラーはウィスコンシン州ミルウォーキー出身。1943年に病理学博士の父と、歌手である母から生まれ、1950年にダラスに家族で居を移し、12歳の時にTHE MARKSMENを結成、バンド活動を始める。その時期に、後に「We are all alone」の大ヒットでAOR界の超大物となる、ボズ・スキャッグスと出会う。そして彼らは共にウィスコンシン大学に進む。その後、スティ―ヴはシカゴ、サンフランシスコと渡り歩き、バンド活動を続け、スティーヴ・ミラー・ブルース・バンドを結成。

1968年にインドなどバックパッカ―として放浪していたボズも加入し、米キャピトル・レコードと契約。同年にサイケデリック・カルチャーの影響が色濃いサウンドを展開した、ファースト・アルバム『チルドレン・オブ・フューチャー』をリリース。その後、出世作である「Living in U.S.A」を収録し、ビルボード24位を記録した『セイラ―』を発表。ボズはこのアルバムをもってソロ活動の為に脱退。

1969年にはポール・マッカ―トニー、ニッキ―・ホプキンスがゲスト参加した『ブランド・ニュー・ワールド』をリリース。カントリーやブルースなど、米国伝統の音楽とポピュラー・ミュージックを融合させたサイケデリック・サウンドは、新たなアメリカン・ロックとしてシーンに大きな影響を与える。

その後、1973年にリリースされた『ジョーカー』は全米で100万枚を超えるプラチナ・ヒットとなり、翌年にアルバムからシングルとしてリカットされた同タイトル曲はビルボードのNO.1ヒットとなる。それ以降、400万枚超えるセールスを記録した『フライ・ライク・アン・イーグル』、1982年にリリースされ、超大ヒットとなった『アブラカダブラ』まで、多くのヒットを生みだした。

1993年にリリースした『ワイルド・リバー』以降、オリジナル・アルバムをリリースせずとも、全世界でトータル・セールス5000万枚と最も過去のカタログが動くツアー・バンドの一つとして精力的にライヴ活動を行なっている。スティ―ヴ・ミラーはバンドとしてのライヴ活動と並行して、ポール・マッカト二―のアルバム『フレイミング・パイ』(1997年)にゲスト参加するなど、マイペースな活動をしていた。そんなアメリカン・ロックの生ける伝説が17年の時を経て、2010年待望のスタジオ・アルバムをリリースする。