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浮遊するヴォーカルとめりはりの効いた硬質でポップなギターで──後には出身地マンチェスターのレイヴシーンからシャッフルビートも採り入れて──Stone Rosesはイギリスのインディーズポップ界に旋風を巻き起こした。しかし、不利な契約をめぐる裁判のせいで遅れに遅れた2ndアルバムの発表後、多くの魅力的なシングルを残し、Oasisなどのバンドにインスピレーションを与えて、彼らは消滅した。

Stone Rosesのメンバーは、美形のヴォーカリストIan Brown(1963年2月20日生まれ)、ギターヒーローJohn Squire(1962年11月24日生まれ)、ドラマーのReni(本名Alan Wren、1964年4月10日生まれ)とベーシストのMani(本名Gary Mountfield、1962年11月16日生まれ)の4人。

結成は1984年だが、John Leckieのプロデュースによる1stアルバム『Stone Roses』のリリースは1989年だった。“I Wanna Be Adored”や“She Bangs The Drums”は、小粒だがキラリと光る名曲。New OrderのベーシストPeter Hookがプロデュースした“Elephant Stone”や、10分におよぶ実験的ファンク“Fool''s Gold”は、Morrisseyが君臨していたころは断固としてアンチディスコだった英インディーズポップシーンに、強力なダンスの要素を持ち込んだ(これらの曲はすべてアメリカでのデビューアルバムに収録されている)。

ところが、イギリスで成功の頂点にあった彼らは悲喜劇に見舞われる。Silvertoneレーベルとの契約を解消するために、多くの時間と金をつぎ込まねばならなくなったのだ。Geffinが彼らの将来に大金を支払う用意があったにせよ、負担はあまりにも重かった。

結局、1995年に次のアルバム『Second Coming』が店頭に並ぶころには、状況が大きく変化していた。SqireがJimmy Page熱に浮かされた(アルバムの冒頭曲“Breaking Into Heaven”では11分にわたって嵐のごとく荒れ狂う)こともあって、Stone Rosesのポップはクラシックロックに押しつぶされてしまった(“Ten Storey Lovesong”は例外だったが)。このアルバムがイギリスでもアメリカでも不評だった上に、メンバーチェンジが相次いで、彼らはついに解散。

Ian BrownやJohn Squireをはじめ、元メンバーたちはそれぞれ独自の音楽活動を行っていたが、その後2011年に再結成を発表。

2012年には日本のフジロック・フェスティバルへの出演も果たしファンを狂喜させた。

そして2016年5月13日明け方に、21年ぶりとなる新曲「All For One」を発表。さらに翌月6月10日午前0時には「Beautiful Thing」がアップされている。

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