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グランジという音楽は、もはや2世代も前に消えてしまった。しかし、どうやら誰もCreedのメンバーにこの事実を話そうとはしなかったようだ。フロリダ州タラハシー出身のCreedは、Pearl JamやAlice In Chains風の広がりのある曲を武器としてシーンにさっそうと登場。時代がどうであれ、優れたロック・バンドの活躍を阻止するのは不可能だということを、彼等は見事に証明してくれた。

宗教と霊的精神の間にある違いに疑問を投げかける彼ら。ヴォーカリストのScott Stappは子供の頃、お仕置きとして聖書の言葉を書き移すように強制されたこともあるという(Stappは“In America”で組織化された宗教に挑戦し、他の曲では“Goddamm”という冒涜の言葉も吐いている)。傷ついた想いを表すその歌詞は、宗教的なファンと宗教に興味のないファンの間に存在する違いを消してしまうほど怒りに満ち満ちており、その結果、双方のファンを惹きつけることとなった。

Creedのデビュー・アルバム、『My Own Prison』は、'97年の夏、ひっそりとリリースされた。スカやスイングがもはや流行を越え、テクノ・ミュージックはあまりに異質となり、モダン・ロックは軟弱とされていた頃である。既にオルタナティヴ・ミュージックの地盤は崩壊の一途をたどっており、'90年代初期に登場したグランジ・バンド達も次々と姿を消していた。つまり、門戸は、様々な問題を内包したベーシックなロック・バンドのために大きく開かれていた状況でもあったと言える。そんな中、多くのラジオ局から場末のクラブまで、Creedの深みのあるサウンドに乗った嘆き悲しむボーカルが流れ、大勢のリスナーの耳へと届くようになっていった。流行の先端を行くと言われるラジオ局でも、1stシングルの“My Own Prison”を半ば冗談半分に掛け、2ndシングル(“Torn”)や3rdシングル(“What's This Life For”)へと繋げた。そして、どのシングルも長い間チャートに留まることとなった。

『My Own Prison』を発表した1年後、アルバムはダブル・プラチナムを受賞し、ますますセールスは上昇、バンドは更に注目され、ついには4枚目のシングルがリリースされた。