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ヴォーカルのホリー・ジョンソン、バックヴォーカル&ダンスのポール・ラザフォード、ギターのブライアン・ナッシュ、ドラムのピーター・ギル、ベースのマーク・オトゥルによって1980年にリヴァプールで結成されたニューウェーヴ・バンド。

デビュー曲「Relax」はその性的描写を含んだ衝撃的な歌詞とPV映像が問題視され、BBCやMTVで放送禁止に。しかしこの規制の反動で「Relax」は100万枚以上のセールスを記録する。続くシングル「Two Tribes」も当時の米ソ冷戦をテーマに、レーガン米大統領とソ連のチェルネンコ書記長のそっくりさんが土俵で殴り合いを繰り広げるというPVで大ヒット。

メンバーがゲイだと公言するなどそのセンセーショナルなプロモーション戦略でバンドの話題性はさらに高まり、FGTHは紛れもなく社会現象となる。今日でも【Frankie say…】と書かれたキャサリン・ハムネットのデザインによるTシャツは80年代カルチャーのポップ・アイコンとしてアニメ「シンプソンズ」やドラマ「フレンズ」内でネタとして取り上げられている。

また日本ではこれまでに「Relax」がTV番組「水10!ココリコミラクルタイプ」のオープニング曲や清涼飲料水のCM曲として使われており、この楽曲を耳にしたことのある国内のリスナーも多いだろう。