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マーシャ・クレラはロシア系物理学者の父とドイツ人の睡眠診断士の母との娘として産まれ、多感で自由奔放な少女時代をすごす。マーシャは1990年代にシカゴのジム・オルークやロンドンのステレオラブ、デュッセルドルフのマウス・オン・マーズに影響を受け、ベーシスト兼サウンド・エンジニアのノーマン・ニーチェの協力のもとベルリン市パンコー区の、とある地下室でベルリン流ポスト・ロック音楽を作り始めた。

ミーナやコントリーヴァといったバンド活動を経て、彼女の小さなスタジオ、“クレラ邸(=ヴィラ・クレラ)”はイギリス、アメリカ、日本など世界に幅広く知られることとなった。

2002年には1stソロアルバム『ラック(Luck)』をリリースして、女性ヴォーカリスト、ソングライターとしてもポピュラー・ミュージックシーンで認知されることとなった。

その後、クルト・ワイルとフリーデリッヒ・ロウ楽曲のカバーによる名盤『スピーク・ロウ』など2枚のアルバムを経て、2012年『アナロジース』を発表。このアルバムにはフォーク、インディーズ・ロック、歴代ポップスをめぐる、彼女の音楽遍歴が凝縮されている。ベルリン市パンコー区の小さなスタジオから生まれた音楽に過ぎないが、世界中の音楽ファンの心を揺さぶる音楽である。