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Frank Carter/フランク・カーター (vocals)
Steph Carter/ステフ・カーター (guitars/vocals)
Laurent Barnard/ローレント・バーナード (guitars/keys/vocals)
Stuart Gili-Ross/スチュアート・ジリーソス (bass)
Lee Barratt/リー・バラット (drums)

Gallowsは、ここ数年の間でUKパンク/ハードコア・シーンから飛び出した最もエキサイティングなバンド。2005年初頭にロンドン近郊のウォトフォードで結成されたこの5人組。

80年代のハードコア・シーン(マイナー・スレット、ブラック・フラッグ)、リフューズドのような90年代のスウェディッシュ・ハードコア・バンド、マストドンのメタル調のリフに影響されたGallowsの究極の目標は、パンクをファッションとしてのイメージから脱出させ、そこに情熱と残忍性と脅威を再び取り戻すことにあった。

バンドはシンガーのFrank Carterが働いていたスラウ(訳注:イングランド南部のバークシャー州の工業都市)で曲作りとリハーサルを行っていた。スラウで過ごした時間は、単純に彼らの収まらない怒りを増大させ、地元で起こっている暴力、デート・レイプ、Carterや彼の弟でギタリストのStephが経験した両親の離婚による影響といった題材に果敢に取り組むCarterの歌詞を特徴付けることとなった。

2005年と2006年の初め、他のハードコア・バンドと共にイギリス中を廻ってギグを行ったGallowsは、即その爆発的なショウが話題となり、ハードコア・シーンで評判となった。ギターが激しくかき鳴らされる傍で、Frankはその堂々とした存在感を証明した。

2006年初頭、転機が訪れる。友情、自己保存、自由、反撃、解放 ? そして、単調でつまらない仕事からの逃避。教養のない社会的同輩や、彼らをそこに押さえ込んでおこうとする体制に反撃しようと決意した5人のキッズ、ギャロウズは、ノッティンガム拠点のIn At The Deep Recordsと契約し、デビュー・アルバムである『Orchestra Of Wolves』を、まったく予算をかけずにベッドルームでレコーディングした。2006年の9月にリリースされたこの問題作品は話題が話題を呼び、アンダーグラウンドから全国発売の新聞雑誌やラジオで評判となった。

2006年の終わりには、Gallowsは、UKのアンダーグラウンド・シーンで最も話題のバンドとなっていた。地元での小規模なショウから、MC5やパパ・ローチといったバンドのサポート、対極的なパフォーマンスを見せつけて観客から両極端な反応を得たブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインとのアリーナ・ツアーなどの一連のすばらしいギグによって彼らの評判も確実なものとなった。その後、『NME』、『Kerrang!』、『Rock Sound』、『Metal Hammer』といった雑誌から絶賛され、BBC Radio 1の『Rock Show』や『Punk Show』、XFMの『The Rock Show』でかなりのオンエアを獲得。2007年1月、久しぶりに『Kerrang!』の表紙を飾った最小UKバンドとなった。

2007年3月、イギリス郊外出身のこの5人組は、初めてアメリカに繰り出し、サウス・バイ・サウスウエストに出演。ワーナー・ブラザーズ・レコード所属のブラック・エンヴェロプ・レコードと北アメリカではエピタフ・レコードと契約した。そして、彼らは再びUKを廻り、その後アメリカに戻り、(バッド・レリジョン、ペニーワイズ、コヒード・アンド・カンブリアと共に)40日2ヶ月間に及ぶ大規模なワープド・ツアー全行程に参加した。UKバンドにとっては、これまた珍しいことだ。

パンク・ロックが復活した。Gallowsが世界を席巻することはまず間違いなさそうだ。