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BanglesはGo-Go'sと多くの共通点をもっている。共にロサンゼルスのクラブシーンからスタートし、やがては途方もない世界的成功を手に入れた女性バンド。そして、その成功に順応出来ずに解散に追い込まれてしまったのだ。

'80年、サンフェルナンドヴァレーに住むDebbiとVickiのPeterson姉妹が、地元新聞にメンバー募集広告を出したところ、Susanna Hoffsが応募し、バンドが結成される。Beatlesや他の'60年代後半に活躍したロッカー達への憧れが、3人を結びつけた。そして、ベーシストAnnette Zilinskasを加え、Bangsを結成。自主制作レーベルDown Kiddieからのデビュー曲“Getting Out Of Hand”が、初期のRunawaysやGo-Go's人気に影響を及ぼしたことで知られるロサンゼルスKROQラジオのDJ、Rodney Bingenheimerに注目される。

それから間もなく、バンド名をめぐるニュージャージーの同名バンドとの法律的いざこざの末、Banglesに改名。そしてFaulty Productsと契約する。このレーベルからリリースされたEPで、Banglesは'60年代サウンドをルーツとしながらも、その歌詞の内容が現代的で個性あるものだとして高い評価を受けた。

Faulty Productsが倒産し、Zilinskasが脱退した後、 元 RunawaysのMichael(Micki)Steeleが加入。BanglesはColumbia Recordsと契約することとなる。Columbiaからのデビュー作『All Over The Place』は新たなファン層を獲得。その中にはポップ界の貴公子Princeもいた。The Purple OneことPrinceはBanglesのとりことなり、彼らしい仮名Christopherで書いた曲、“Manic Monday”をこの4人組に贈る。そして、この曲はヒットチャートの2位までのぼりつめた。'85年の『A Different Light』からの2ndシングルで、Jules Shearが提供した“If She Knew What She Wants”の売れ行きは今一つだったが、続く3枚目は素晴しい結果を生んだ。それは'86年夏の3rdシングル“Walk Like An Egyptian”で、この曲はシングルチャートのトップになり、 Banglesは、演奏もこなす女性バンドとして初めて1位の座を獲得した(Go-Go'sの“We Got The Beat”は最高2位どまり)。