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Tom Jenkinsonの個人プロジェクト。'95年にSpymaniaから「Conumber EP」でデビュー。これをAphex TwinことRichard D.Jamesがいたく気に入り、めでたく彼のレーベルRephlexから『Feed Me Weired Thing』アルバム・デビューすることになった。'97年にリリースしたアルバム『Hard Normal Daddy』では、アグレッシヴなドラムンベース・サウンドで多くのリスナーの度胆を抜きヒットを記録した。

演奏は打ち込みで作ったトラックに、彼が弾くベースが絡むという独特のもの。フェイヴァリット・ミュージシャンにJaco PastoriusやMiles Davisの名前を挙げるジャズ好きのくせに、そのベースの腕はややつたないのだがそこら辺も味のうち。ジャズ好きなオジサンが聴けば「これってフュージョンじゃん」と言ってしまいそうなほど、ジャズテイストを感じさせる音だ。

かつてチェックしたところでは、彼のスタジオはAKAI S950、YAMAHA DX100、BOSS Dr.Rhythmなどの安くて古い電子楽器に、アナログのテレコ、そしてベースギターくらいしかない狭くてチープ極まりないものだった。やはり大事なのはセンスなのであると痛感した次第。

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