平原綾香、デビュー以来の最大のスランプを乗り越えて、真骨頂再び!

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9月におこなわれた初のワンマン・ライヴで、観客全員を感動の渦に巻き込んだ平原綾香
前作からわずか2ヶ月で最新シングル「BLESSING 祝福」をリリースした。
このストリングスとホーンの響きが印象的な、ダイナミックなバラードは、
デビュー曲「Jupiter」を思わせる、神秘的な光に包まれた1曲だ。

だが、この壮大な作品が完成するまでの間、
彼女はデビュー以来最大のスランプに陥っていたそう。そのあたりを直撃してみた。


「十戒」記者発表映像
(平原綾香、歌いました!)
プロモーションビデオ

「BLESSING 祝福」ビデオへ 「BLESSING 祝福」


ニュー・シングル


「BLESSING 祝福」

2004年10月6日発売
MUCD-5061 ¥1,260(tax in)


01. BLESSING 祝福
02. i
03. empty space
~acoustic session~ 
04. BLESSING 祝福
~Vocal-less Track~ 


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(2004年10月31日迄)

オフィシャル・サイト

www.ayaka-hirahara.com


――まずは、初のワンマン・ライヴの感想を聞かせてください。

平原綾香(以下、平原):ステージにあがるまでは、不安だったんです。本当に私のために人が集まってくれるんだろうか?って。

――でも、そんな不安や緊張なんて微塵も感じない、堂々とした歌いっぷりでしたよ。

平原:ずっと集中力が持続できたのがよかったですね。ただ、リハーサルどおりやったんですけど、それを淡々とこなすだけではいけない。会場の雰囲気によって臨機応変に進行させなきゃいけない…とか、これからの課題をいろいろと教えてくれたステージでした。

――その初ライヴをこなしつつ、新曲「BLESSING 祝福」のレコーディングを行なうのは大変だったのでは?

平原:そうですね。レコーディングは、9月に入っても続いてましたから。でもいつも制作はギリギリ、綱渡りですよ。エヘへ(笑)。

――(笑)では、今回特に苦労したってことはあります?

平原:今回は、ここをこう歌うのが大変だったというより、歌うこと自体が大変でした。と言うのも、このレコーディング期間、精神的に不安定なところがあって。どんなにレコーディングしても納得のいく歌い方にならなかったんです。その原因は自分のなかにあるのに、まわりの環境のせいにしていた。さらに、まわりをそういう気持ちでとらえている自分も嫌いで…と、とにかく悪循環だったんです。それで、“このままじゃダメだ! とにかく落ち着いて、自分が後悔しない行動をとれば、おのずと求める答えは見つかる!”と自分に言い聞かせて、レコーディングしました。自分にそう言い聞かせるまでは大変でしたけど、結果納得のいく仕上がりになったので、よかったです。

――じゃあ、この曲を通じて、またひとつ成長したって感じですね。ところで。この曲は久々に平原さんではなく、「Jupiter」の作家でもある吉元由美さんが作詞していますが、どうでした?

平原:もうね、楽でしたね。レコーディングってこんなに楽だったっけ?と思ったほどですから(笑)。

――このフレーズは、さすがプロだなぁと思ったものはありますか?

平原:<悲しい愛など/この世界にはないのだと>というフレーズが大好きで。こういうフレーズをサラリと描けるのが、すごいと思いました。20歳そこそこじゃ表現できませんよ(笑)。

――さて。この曲は、スペクタクル・ミュージカル「十戒」のテーマソングにもなっているそうで。高校生時代にやったミュージカルが、歌手志望のきっかけだった平原さんにとって、ミュージカルのテーマ曲を歌うのは、感慨深かったのでは?

平原:そうですね。ミュージカルは私の原点だし。それに、このミュージカルは、歌だけで物語が進行していくんですよ。すごく魅力的なもので、私もまた挑戦したくなりましたね。

――最後に、自作詞・作曲のカップリング「i」を含め、シングル全体の聴きどころを。

平原:2曲とも、弱い自分がいるからこそ、強くなれるということを歌っているつもり。それが伝われば、と思います。


取材・文●松永尚久
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