HIBARI、最新アルバム全曲解説

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HIBARIには珍しくドン!と抜けたアップテンポな曲です。書いていただいた詞を見ていて、「もっと笑ってたい」とか、「もっと輝いていたい」ってところがあるんですけど、そこに自分っぽさみたいなものを感じましたね。イントロのコーラス部分(カッコイイ!)も好きです。
まずタイトルを見た時に、“大きいなぁ”と思いましたね。できあがった詞を最初に読んだ時には、大人な愛だなと思って、“私はまだまだだなぁ”なんて思ったんですけど(笑)。でも、分からないなりにも私が感じてるところの“愛”を精一杯歌おうと思って。ちょっと懐かしい雰囲気もあって、好きですね。これから年齢を重ねていくごとに、どんどん違った歌い方ができていくんじゃないかなぁと思って。それが自分でも楽しみです。
思い出深きデビュー曲ですね。日本のポップ・ミュージックの良いところと、本場のR&Bの良いところがくっついちゃった、みたいな曲ですね。発売されたのが'03年の11月だったこともあって、今の時季のこの肌寒い感じにピッタリ合う曲なんじゃないかなと思いますけど、どうでしょう?外も寒いけど、詞の中身も悲しくて寒くて、しみじみしちゃいますよ。
この曲は、歌っていて自分が歌の中に吸い込まれていくような曲でした。曲の中にスッと入れましたね。不思議な雰囲気がある曲。淡々としてるんだけど、メロディーがすごく響くし耳にも残るし。詞もまたすごく切ないんですよね。HIBARIって切ない曲が多いですよね(笑)。っていうか、私が“切ない”って言葉を日常、よく使ってしまうんですよ、これが(笑)。でも、ハッピーな曲も好きなんですよ。
この曲はとっても甘くて、メロディーが大きな大きな曲。ミディアムな曲調も歌詞の内容もとにかくSWEET、SWEET。自分で歌ってて恥ずかしくなっちゃったり、“もう!”ってジェラシーしたくなるぐらいです(笑)。恋愛してる時の、照れちゃうぐらいにまっすぐな感じがちりばめられていてニクいですね。
この曲は、アレンジをやってくれたYANAGIMANさんが書いてくれた曲なんですけど、最初、メロディーがすごくリズミカルで難しそうだなっていう印象がありました。詞を書いてくれた田中花乃ちゃんは私と同い年で、しかも同じ誕生日!だからか、詞の内容も“すごくわかるなぁー……”と思いましたね。Bメロの感じがTOTOの「GEORGYPORGY」を彷彿とさせるんですけど分かります?
デビュー・シングルのカップリングに入っていた曲。この曲は“夜”な感じですよね。まさにスロー・ジャム。すごーく雰囲気があって、「same tears」とはまた違った感じで、曲に吸い込まれる感じがありますね。それがとてもよいと思います。
プロデューサーの松尾さんが「ソウル演歌」だって言ってました(笑)。ソウル・ミュージックと演歌の底にあるものがミックスされて、このジャンルができたと言いますか。どっちの要素も入っていて、すごくドラマチックなんですよね。情景が浮かぶし。「ふたりで覗いたウィンドウに映っていたのは私だけ」って部分があるんですけど、そういう恋が終わる時のサインみたいなものってありますよね?
このメロディーが大好きなんですよ。歌っていて、すごく気持ちがよくて。すごく透明感のある曲で、特に歌の最初のあたりは透明で、そこからだんだん色が付いていく……みたいな感じがあります。私の中ではそうなんだけど、みなさんはどんなふうに感じるかな?
“でもひとつ、これだけはゆずれない”って歌詞そのまんまなんですけど(笑)、自分の意志や芯の強いところと弱いところが一緒に存在する曲。強く思い続けたいけど、思えない時もある、そのもどかしさややりきれない思いが詰まった曲。この曲は、スタジオ・ライブで一発録りしました。周りのプレイヤーさんから刺激をもらい、感化されながら歌いました。自分で詞を書いて、メロディーを作った、等身大の自分が詰まった曲ですね。
シンプルだけど内容が濃くて深い、それでいてすごく楽しい曲。すごく自由な曲だし、歌うことで自分も自由になれた曲ですね。みんなで楽しく聴けていろんなことを感じられる曲だから、この歌のシンプルなメッセージがたくさんの人に届いてほしい。そういう歌ですね。




「愛と呼ぶもの」
UICJ-5038 \1,260(tax in)
2004年11月10日発売

「世界中のこどもたちが」
UICJ-5031 \1,260(tax in)
2004年4月28日発売

「Back In Love Again」
UICJ-5025 \1,260(tax in)
2003年11月19日発売




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