「この映画の主題歌が歌いたい!」その願いが実現した「Eternally」インタヴュー

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現在開催中の全国ツアーが大評判の平原綾香
その忙しい合間を縫って、今年初の新曲シングル「Eternally(エターナリー)」を完成させた。
「虹の予感」以来2度目の自ら作曲をしたシングルとして、
また映画『四日間の奇蹟』の主題歌として、話題沸騰となっている1曲。
映画同様のドラマティックで胸にしみわたる感動を噛みしめられる、バラードである。
その聴きどころはもちろん、最近の活動についても直撃!
すると、 意外な過去が明らかに!? いつもよりボリューム・アップでお届けします!
NEW ALBUM

「Eternally」

『Eternally』
Dreamusic
MUCD-5075 \1,260(tax in)
2005年5月25日発売


01. Eternally
02. Bloom
03. 歌う風(Live)





プロモーション・ビデオ

「Eternally」ビデオ・クリップへ ▲「Eternally」
(2005年5月25日以降は
45秒ヴァージョンとなります)
 

――現在全国ツアー真っ最中ですが、手応えはどんな感じですか?

平原綾香(以下、平原):4/10の(東京公演ではひいていた)風邪もちゃんと完治して、頑張ってます!

――今後も7月まで、全国各地を廻りますね。

平原:他のアーティストさんだと、なかなか行かないような所まで足を運びますんで、楽しみにしてほしいですね、本当。

――なかには平原さんのコンサートが、人生初コンサートという人もいるんでしょうね。

平原:これまでもいっぱいいらっしゃいましたよ。そういう方々に、私を通じてコンサートの楽しさが伝わってくれてたらいいですね。

――そんなコンサートで多忙のなか、新曲「Eternally」が完成しました。今回は映画『四日間の奇蹟』の主題歌ということで。

平原:夢だったんですよ。音楽家になったら、映画音楽に携わる、ということが、昔から。実は主題歌の話をいただく前に、友達から映画の原作本を借りまして『映画化が決定したんだって!この主題歌は綾香の歌と絶対にあうから、読んでみて!!』って。そしたら、数日後に本当に主題歌の依頼をいただきまして。まさに奇蹟のような話なんですよ!

――実際原作を読んでみての第一印象は?

平原:いきなりページを開くと、ドボルザークの曲の1フレーズが書かれていて、以降あらゆるところにクラシックの名曲が登場するんです。ピアニストが主人公のストーリーなのでね。音楽家、音楽好きなら、読みごたえのある物語だなと思いました。

――なるほど。

平原:また同時に、4日という生命の期限を与えられた女性が、限られた時間のなかで自分の生きる価値を見いだしていくストーリーなんですけど。読んだ後、人間が死ぬ間際、残された愛する人に届ける思いって“感謝”なんだな、と思った。私自身もともと“ありがとう”って言葉が大好きなので、すごく心に響きましたね。実際、映画を撮られた監督さんも小さな感謝の積み重ねの映画にしていきたい、とおっしゃっていて。映画にも、それがすごく出ていると思う。随所で泣ける、とてもいい物語ですね。

――では映画のどんな部分を曲にしようと思ったのでしょう?

平原:実際、映画を撮影していた山口県・角島(つのしま)に行って、撮影風景や、出演の俳優さんたちとお話をして曲のイメージを膨らませたんですけど。角島って、砂浜が白いんです。で、その砂をすくうと指の隙間からハラハラと落ちてくるんですよ。そのこぼれ落ちる砂の儚さが、映画で表現している生命の儚さと通じるものを感じて。なので、儚さをテーマに曲を作ろうと思いました。でもそれをストレートに表現すると重くなってしまうじゃないですか。なので、ちょっと打ち込みサウンドとかを入れてポップ感を出したりして。結果、映画の世界と現実を結ぶ架け橋になるような仕上がりになったのかなって。


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