ゆらゆら復活! 坂本慎太郎が最新作『Sweet Spot』を語る!!

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new ALBUM
『Sweet Spot』
2005年5月18日発売
Sony Music Associated Records
AICL1617 \2,854(税込)

1.2005年世界旅行
2.ザ・コミュニケーション
3.ロボットでした
4.急所
5.タコ物語
6.はて人間は?
7.貫通前
8.スイートスポット
9.ソフトに死んでいる
10.宇宙人の引越し

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──なるほど。あと、個人的には5曲目の「タコ物語」が大好きです。この一見バカバカしいんだけど、深遠な音楽世界は、ゆらゆら帝国ならではなものですよね。

坂本: 海のなかの危険な感じをイメージした曲ですね。「およげ!たいやきくん」みたいな曲になればいいかなと思って作りましたよ。

──(笑)。今回アルバム・ジャケットにもタコが登場してますね。


坂本: アルバムの内容と合うかな、と思って。

──坂本さんにとってタコとはどんなイメージなのでしょう?

坂本: 何かやらしい感じですかね。

──(笑)。吸盤がですか?

坂本: それもあるし。あとグニャグニャしてる感じとか、墨をピューッと出す感じとかね。

──坂本さんはタコは好きですか? 嫌いですか?

坂本: 好きとか嫌いとかはないんですけど…。あと不吉なものって感じがしますよね。タコって、外国では不吉なものとされているじゃないですか。そういうのが面白いなと思いまして。

──確かに。得体の知れない感はありますよね。

坂本: そう。得体の知れなさ。このアルバムで表現したかったのは、シンプルではっきりした音なんだけど、いまいちどこにも着地点がないものにしたいな、と思っていた。僕らは、トリオのロックバンドの形態で、“どれだけ音作りをできるか?”“決められた枠のなかでどれだけ面白いことを出来るのか?”に意義がある、というか面白みを感じているところがあって。なので物理的な刺激、例えばリズムが速いとかハードな音とか、そういうカッコよさではなく、?マークが頭に浮かぶものであるとか、何だかわかんない感じとか、バカバカしさだったりとか、そういう感じがあるものこそが、僕らにとってのロックなんです。そういうフォーマットにのっとった音楽を作ったという感じです。

──なるほど。その結果、得体の知れなさだけではなく、バンドメンバー3人の濃密で、ヒリヒリした空気感も伝わります。

坂本: プロデューサー、エンジニアを含め、毎回同じメンバーでレコーディングしているんで、回を重ねるごとに、満足するレベルが上がってきている。意志の疎通ができる人間なだけに、基準もどんどん厳しくなってくるんで。妥協とか、まぁいいんじゃないという雰囲気はないんですよ。だからリラックスしつつも、奇跡が起こるのを求めてひたすらやる。そういう緊張感はいつもありますね。

──その緊張感はライヴからも伝わってきます。間もなくスタートするライヴツアーはどんな感じになるのでしょう?

坂本: まぁ、いつも通り頑張るだけです。

──最後にBARKSを見ている人にメッセージを。

坂本: とりあえず『Sweet Spot』を聴いてみてください。それで僕らの音を自由に判断してもらえたら。

取材・文●松永尚久

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