m:robe MR-100

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オリンパス


m:robe MR-100


オープン(実勢価格:2万4000円前後)


オリンパス
Tel.0120-084-215
http://www.olympus.co.jp/


赤と黒のコントラストが美しいm:robe MR-100。広いエリアがタッチパネルになっている
オリンパスのポータブルプレイヤー「m:robe」シリーズには、ユニークなコンセプトの製品が揃っている。m:robe MR-500iは、デジタルカメラと音楽プレイヤーを合体させるという、ほかでは見られないコンセプトの製品だった。今回紹介するMR-100も、見た目からして個性的だ。背面は陶磁器のような質感の高いホワイト、前面は鏡面仕上げのブラック仕上げで、薄型でコンパクトなボディは精悍。
電源を入れると、全面タッチパネルになっている正面の一部に、操作ボタンを示すマークが赤く浮かび上がってくるのは格好いい。独立としたボタンはなく、浮き出したマークに触れて操作するわけだ。同時に液晶パネルのバックライトも赤く点灯する。この赤と黒のコントラストは鮮烈だ。




背面はつやのあるホワイト1色。右側にあるスライドスイッチは、誤動作を防ぐホールドスイッチだ
前述のとおり、全面はタッチパネルになっていて、触れて操作を行なう。タッチパネルをコントロール用に採用するメーカーは多いが、フロント全体がタッチパネルというプレイヤーは珍しい。タッチする位置と機能は赤く浮かび上がるマークが教えてくれる。
このマークはプレイヤーの状態で機能が切り替わる。例えば、音楽を再生中に表示される縦ラインを上下になぞると音量を調整できるが、設定画面などを表示している時に同じラインをなぞると、画面表示が上下にスクロールする。適切な機能にマークが切り替わるため、ユーザーが操作を間違えにくいし、マーク自体も大きいので押し間違いもない。もちろんこのマークは光っていて、暗闇でも問題なく操作は行える。
タッチパネルで操作するプレイヤーで困ることは、ユーザーが意図しない動作開始によるバッテリー消費だ。カバンに入れている間、知らずにプレイヤーが再生を開始して、いざ聞こうと思ったらバッテリーが空っぽだった、というのは悲しい。MR-100ではホールドスイッチが用意されているので安心だ。




付属するクレイドルに置いてみた。パソコンと接続して楽曲データを転送したり、充電を行える
ハードディスクを搭載するプレイヤーでは、いかに効率よく目的の曲が呼び出せるかが重要になるが、MR-100は、選曲の方法が充実しているのもうれしい。「アルバム」「アーティスト」「ジャンル」といった、カテゴリだけでなく、「作曲者」や「リリース年」の検索や、「最近聴いた曲」「歌詞付きの曲」「未再生の曲」といったユニークなカテゴリでのリストアップも可能だ。もちろん音質もいい。16種類ものイコライザーが用意されていて、色々なジャンルの音楽を楽しめるはずだ。
再生できる音楽フォーマットはMP3とWMA。DRM付きのWMAにも対応するので、ダウンロード販売サイトで購入した楽曲データの再生も可能だ。
付属品には、パソコンからのデータ転送および、充電ができるクレイドルが付属しているのもうれしい。直接USBケーブルでパソコンとつなぐこともできるが、置くだけでOKのクレイドルはスマートでいい。
目立つこと間違いなしの個性派プレイヤーである「MR-100」。ユニークで小型のポータブルプレイヤーを探しているなら、有力な候補になるだろう。





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