倖田來未、初のベストをリリース! デビューからの5年間を振り返って語る

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new ALBUM
『BEST~first things~』
2005年9月28日発売
rhythm zone
■CD+DVD:
RZCD-45252 \ 3,990(税込)
■CDのみ:
RZCD-45254 \ 3,150(税込)

■DISC1
1.NO TRICKS
2.TAKE BACK
3.Trust Your Love
4.COLOR OF SOUL
5.So Into You
6.love across the ocean
7.m・a・z・e
8.real Emotion
9.1000の言葉
10.COME WITH ME
11.Gentle Words
12.Crazy 4 U

■DISC2
1.キューティーハニー
2.Chase
3.奇跡
4.Selfish
5.hands
6.Hot Stuff feat.KM-MARKIT
7.Butterfly
8.flower
9.Promise
10.Star

■DISC3
LIVE DVD(曲目はこちら


※上記のジャケット写真はCD+DVD(RZCD-45252)のものです。

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Message
倖田來未さんからメッセージ映像が到着~! 待望のベスト・アルバムについて話していただきました!

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Present
倖田來未さんのグッド・デザインなステッカー・セットをプレゼント! 特集の感想などを書いてドシドシご応募ください!!(応募締切:2005年10月15日)

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――初のベスト。2枚組でお腹いっぱいな内容ですけど、つい何度もリピートしちゃいたくなる感じで。

倖田來未(以下、倖田):そうですか! ありがとうございます。なんかね、いつの間にか、こんなに曲を出してましたみたいな。やっぱり、ずっと前向きに“これが作りたい”“あれが作りたい”って活動してたら、振り返ることを忘れてた感じなんですよね。だから、たまには振り返ることも必要やなっていう感じですね。

――じゃ、デビューからの5年間を振り返ってみると、どうです?

倖田:ほんとはね、デビュー当時の未来予想図では、2年か3年か前の時点で今の地位に立ってたかったんですよ。リリースしたらちゃんとトップ10に入って、倖田來未というアーティスト性をちゃんと位置づけたかったんですけど。だから、やっぱりツライことをいっぱい思い出しますよねぇ。でも、まぁ5年目にして思ってみると、スロウスターターだったわりには今、すごくいいところに来れたなっていう思いもありますけど。

――思い描いたとおりにいかないことへの、もどかしい気持ちもありましたか。

倖田:うん。デビュー当時にクラブでずっと歌ってて、“どうも!”ってステージに出たら3人しか人がいなかったりとかね。だから結構、なんて言うんですかね、やっぱり下積み時代というか、そういう歴史が自分にはあったんだよっていうのを知ってもらいたいというか。あとはやっぱ人間は努力しないとダメな動物っていうか、努力しないで新しい世界観っていうのは生み出せないなっていうことを倖田來未という人を通して知って欲しいというか。今回のベストで曲順をリリースの順番にしてるっていうのも、やっぱり歌い方がここで変わったよなぁとか、そういうのを徐々に感じてもらえればみたいな気持ちもあったし。

――でも、デビューからの流れでCDを聴いていて思ったんですけど、もちろん、どんどん進化はしてますけど、デビュー当時からすごくハイレベルな楽曲や歌を打ち出していたし、倖田來未というスタイルってけっこう早い段階から確立してた気がするんですよね。

倖田:そうですか? うれしいですぅ。でも実はね、当時はスタッフまかせだったんですよ。歌手になるのが夢だったから、何が歌いたいとか、何がしたいっていうよりも、ただ歌えれば良かった。イヤなもんはイヤって言うけど、イヤなものもあんまりなかったしね。そういう意味ではいいスタッフに恵まれてたんだなって思いますね。

――あぁ、きっとそれはあるよね。スタッフまかせだと曲ごとにスタイルがぶれたりすることもあると思うけど、そういうのが感じられないもんね。では、倖田さんが楽曲に対して積極的に参加をするようになったのはいつくらいからなんでしょう?

倖田:「Gentle Words」からですね。それまではスタッフが曲を持ってきても、“いいと思うよ……”みたいな感じでしたね。それがあまりよくないっていう自信がないっていうか。でも、この曲とか次の「Crazy 4 U」を“これ!”って言って選んだのは私なんですよ。そこから、“くぅ(倖田來未の愛称)の耳もなかなかだね”って言っていただけるようになったというか。そのときはもう自分の中でも“キター”って感じでしたね。

――積極的に楽曲制作にかかわるようになってからの勢いは今作でもしっかり感じることができますよね。ここ1年半ほどの音源が収録されているディスク2の勢いはものすごい。


倖田:1年半前とは思えないくらい最近に感じるんですよね、このへんの曲って。やっぱり自分のやりたいってことをどんどんやってたから短く感じるのかなって思いますね。それになんかもうリリースするごとにビックリさせられるというか。「Butterfly」なんかも、“え! なんで2位!? すごいぃ!”とか。なんで今まではこういかなかったのかなとか(笑)。なんか今の状況って、何をやっても認められる感じもあったりするんでね、だからそういう状況を謙虚に受け止めて、もっともっと上りつめていきたいなって思う。おらおらっていくんじゃなくて、あくまでも謙虚に。

――そういう心境はやっぱり下積みがあったからこそなんだろうね。

倖田:うん、やっぱり最初から売れちゃってたらダメだったと思う。(鼻がグイーンと伸びるジェスチャーで)バーンみたいになってたでしょうね。いやぁ下積み時代があってホント良かった、私みたいなタイプは、特に。調子のりなんでね(笑)。

――また今作には、これまでのPVが完全収録されてるDVD同梱ヴァージョンもあるんですよね。それを見れば、ヴィジュアル的な変化も同時に楽しめますよね。


倖田:そうですね。昔はぽっちゃりしてたけど、そこから自分のコンプレックスであったカラダをダイエットで絞ったことで、今のセクシー路線にいくっていう流れがわかりますよね。しかもデビュー当時はまだ17歳なんでね、17歳から22歳へと変化していく私っていうのもチェックできるし。あとはもう倖田來未は、映像にもこだわってるんでね、金かかってんなぁみたいなのも見てもらえれば。

――そしてこのベスト盤のリリース日には、初のライヴDVDも同時発売されます。こちらも必見な感じで。


倖田:5年目にして初めてやった念願のコンサートでしたからね、やりたいことをとことん詰め込んだ内容なんで、ぜひ見て欲しいですね。ただ、やっぱり倖田來未は生で見るのが一番です、みたいなのもあるんでね。やっぱり自分は歌って踊れる、パフォーマンス・アーティストなんで、もちろんDVDでもいいんですけど、生のライヴをぜひ体感しにきてほしいですね。生はもっとすごいんだよっていうところを見せますんで!


取材・文●もり ひでゆき
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