ハイカラ、音を楽しむ気持ちが作り上げた迫真の1stアルバム

ツイート

HIGH and MIGHTY COLORの1stアルバム『G∞VER』が好調だ。
「PRIDE」「OVER」「RUN☆RUN☆RUN」「Days」というヒットシングルを含み、
デビュー前から現在までの彼らの姿がすべて凝縮されている。
ヘヴィな曲、ポップな曲、そして実験的な曲など、
彼らの音楽を楽しむ心、そして身体に染み付いた
あらゆる音楽エッセンスを感じさせてくれるアルバムだ。
メンバー全員に、アルバムについての思い入れや曲の背景などを訊いた。
こんな楽しいアルバムを作ってしまうハイカラの底力にも肉薄。
ぜひボリュームをめいっぱい上げて聴きながら、インタビューを楽しんでほしい。

最新アルバム


『G∞VER』
SECL-217 \3,059(tax in)
2005年9月14日発売


01.G∞VER
02.NOTICE
03.PRIDE
04.Naked
05.OVER
06.Days
07.SWEET ESCAPE
08.RUN☆RUN☆RUN
09.What for...
10.RAIN
11.With YOU




大爆笑 ハイカラに質問!


6人それぞれに面白質問を投げました。大爆笑の答えを楽しんでね。上の画像を CLICK !
■SMEオフィシャルサイト
http://www.sonymusic.
co.jp/Music/Arch/
SMER/HandMC/

オフィシャルサイト
http://www.handmc.jp/

──これだけのバリエーション豊かで面白いアルバムってなかなかないです。楽しいでしょ?

ユウスケ:そうですね。去年の結成当初の時からのものを録り直しはせずに入れてあります。もちろん、最近新しく録ったのもあるんですけど。枠をとっぱらって自由にやってみたカンジですね。面白いことがやれたと思っています。

──ハイカラの目指す音楽って、こういう音にしようってあらかじめ決めるんではなくて、その時々の面白いものを?

SASSY:そうですね、音を楽しみたいということですね。でも、ヘヴィーとポップは核にはあるんですけど。聴く幅が広がっていくのが自分の理想です。同じ色に固執すると、そこで止まってしまう気がして。

──触れ幅の広さはスゴイ。一本幹があるのは確かにわかるんだけど。その枝分かれの具合がすごいですよね。他のメンバーはそれぞれ戸惑いはないんですか? みんな、遊ぼう楽しもうって気持ちは共有できてるの?

MEGU:最初は戸惑いましたけど、楽しんですね。あれ、こんな明るい曲やっちゃうの? みたいな。

mACKAz:戸惑いはないですね。逆に、もっとポップなものだったり、もっとゴリゴリなヘヴィーなものもやりたいし。

カズト:最初に志向してたモダンヘヴィネスの音からポピュラリティのある音に移行しようとしてた時期は、確かに戸惑いました。でも、何が自分の性に合ってるかな、って考えた時に、色んなものをやって吸収して変わっていくほうが、俺は素直にロックって言えるなと思ったんです。それから戸惑いはなくなりました。


──男5人の中で歌うのは慣れましたか?

マーキー:慣れたというより、前よりも歌が好きになっていきますね。ライブを重ねるごとに。

──アルバムの一曲目に「G∞VER」が来る、というのがバンドとしての気合を表わしてると思うんですよ。これは誰のアイディアなんですか?

SASSY:元ネタはユウスケですね。SE的なカンジでイントロをやりたくて。

ユウスケ:こういうのは初挑戦だったんですけど、自分がやってみたいなと思って。それをアレンジャーさんに話して、「G∞VER」的な打ち込み感のあるものをやりたいと。そしたらこういう曲になりました。この曲、歌詞はあるんですけど、あえて歌詞は載せずに。やましいこと言ってるわけではないんですが(笑)。


──ドラムは?

SASSY:クリックと素材録りもしました。三人で叩いてるんです。ビートのキープ、クラッシュ、あとドラムベースのビートだけ叩くやつの3つが合体してるんです。今までと違うレコーディングで面白かったですね。最初はもっとドラムが生々しかったのが、切り貼りでより打ち込みっぽくなったんですね。

mACKAz:自分はひたすらサムで低音弦をぶったたいてるんで爽快でした。ヴォーカルも、ここぞとばかりに歪まして。楽しかったです。


──「Days」「RUN☆RUN☆RUN」は、シーケンサを効果的に使えてますね。ギターのリフの刻みをやるのも、生ドラムとシーケンサーのドラムじゃ全然違うでしょ?

カズト:グルーブは変わりますね。最初五人でやってた時は、シーケンサーは一切なかったんですけど、シーケンサーだとクリックがもらえるんで、インテンポの中での、突っ込みとかタメが面白くなってきました。ある意味、ハードルの上がった遊び方ができる、というカンジですね。

SASSY:ライブって結構ハイテンションじゃないですか、その中でのクリックとの戦いは武勇伝ありますよ。クリックとmACKAzの間に自分がいて、つなぎとめてるスリリングさですね。


──「SWEET ESCAPE」はツインヴォーカルの王道ですね。ひねりまわさず、自然にハモっていたり。今までのシングルとはまた違いますね。

ユウスケ:この曲はハイカラ結成当初に作った曲なんです。1年半前くらい。どう二人のヴォーカルを絡めるのかというツインヴォーカルを模索している時期で。この曲はずっとライブでやってて、またこうやってアルバムの中に入れてみるとまた新鮮で。

──ストレートすぎて異色なカンジですね。でも歌うと気持ちいいんじゃないですか?

マーキー:不思議なカンジの曲ですね。ユウスケの書いた歌詞の内容もとてもストレートで。だから歌ってるというより、お客さんに話してるカンジがします。“ここから盛り上がっていくぞ”という時の起爆剤ってカンジですね。


──自分のイチオシ曲は?

カズト:シングルも全部入ってるし、「Naked」とか「NOTICE」とかは、今一番やりたかったことだったりして。音もヘヴィーで、でも歌が通っていて、恥ずかしいくらいの決めもあり。

mACKAz:「Naked」だ。ソロは聴いてても弾いてても気持ち良いです。

SASSY:「NOTICE」のキメ。シーケンスが入っていて疾走感もある。ハイカラ・ロックを見せることができたと思う。あと、ひねりすぎて面白いところに行った「What for...」とかも。オレ的に“ドラゴンボール”な感じ。ドロ臭くて。

MEGU:わかるよ。オレも、孫悟空が山を走りながら登っていくのが思い浮かぶもん。

マーキー:「NOTICE」の最初のギター。うわっと気持ちが集中する気がして、好きですね。

ユウスケ:「G∞VER」。アルバムのタイトルが決まってからついたタイトルなんだけど。一曲目からパンチがあると思うので。


取材・文●森本智
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス