Natural Born Vocalist、birdが語る、自身の第一章を締めくくるベストアルバム

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new ALBUM
『Bird's Nest』
2005年9月28日発売
Sony Music Associated RecordsI
AICL1654 ¥3,059(税込)

1 Souls (Main)
2 Beats (Original)
3 童神 (Original Mix)
4 髪をほどいて
5 フラッシュ
6 空の瞳
7 Game (Album Version)
8 Flow
9 散歩しよう
10 チャンス
11 マインドトラベル
12 ハイビスカス
13

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Message
妊娠など人生のさまざまな分岐点を迎えたbirdさん。そんな彼女に、今回リリースするベスト盤のことや近況を話していただきました!

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──デビュー曲の「SOULS」から「童神」までの13曲が収められていますが、選曲は悩んだんじゃないですか?

birdそうですね。どれも好きな曲でどれも思い入れのある曲なんで、なかなか自分で決められないんですよ。だから、周りのスタッフの人と決めたんですけど、今までいろんな音楽をやってきたんで、その通過ポイントというか分岐点になるような曲がいっぱい入ってると思います。

──大沢伸一さんとタッグを組んでいた初期の頃の楽曲から、山崎まさよしさんやキリンジの堀込高樹さん、オリジナル・ラヴの田島貴男さんなど、いろんな方たちとコラボレートしてきたこの6年間の変化や歩みが本当によくわかります。


birdそうですね。本当にいろんなことをやってきましたね、そのほうが楽しいから(笑)。環境も含めて、ずっと同じところにいるよりも、会ったことない人に会ってやったことない音楽をやってみたいんですよね。旅行にしても、行ったことないとこに行ってみたいし。それでいろんな人とつながっていければ自分自身が広がるし、おもしろいかなって。田島さんとか、みなさん本当に音楽が好きな人たちばかりで、そういう人と接触をすると、自分が長い時間かけて模索してきたことが、話をしてるだけで瞬時にわかったりすることがあって。この6年はいろんな人と出会っていろんなこと教えてもらって、お互いに刺激のある、いい音作りをさせてもらってるなと思います。

──シングルの「童神」の歌声はとてもたおやかで、birdさんのまた新しい一面を見たような気がします。

birdもともとコンピレーション・アルバムでカバー曲をやらないかって話をもらったのが最初で。その頃ちょうど宮古島でライヴをやる前で、一緒にやってるパーカッションのゲンタさんがお薦めの沖縄のCDをくれたんですけど、それが古謝美紗子さんのCDだったんです。そこに「童神」が入ってて、自分でも気に入ってしばらくずっと持ち歩いてたんですね。この曲でよかったなと思うのは、沖縄沖縄してないというか、楽曲自体がスタンダードとしてクオリティが高いメロディーだし、楽曲だと思うんですよ。これがもっと沖縄的な楽曲だったら私じゃ歌えなかったと思うし。たくさんの人に聴いてもらいたい曲だなと思っていますね。

──ちょっと気が早いんですが、このベスト盤を経て、次にやってみたいことなどはもう具体的になっていますか?

birdこのベスト盤のお話をもらったのが去年の冬なんですけど、自分の中ではもうその頃は、“次のアルバムはどんなんにしようかな?”って考えてて、そのままお休みをもらってインドに行ったんですね。ヨガも好きだったんで、現地でヨガの道場にも行ったりして。そこで受けた、人間の生きてる感じとか生命力がぎらぎらしてる感じがすごい衝撃的だったんですね。ヨガって、呼吸が基本なんですけど、吸って吐く・入ってきて出るっていうその循環がインドの人の根本なのかなとか、そういう大きな流れみたいなのを“すごいなぁ”って思って。次のアルバムは、人が生まれてから死ぬまでっていうのを一枚のアルバムにしたいなってインドから帰ってきて思っています。


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