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SweetS Official Site
http://www.avexnet.or.jp/sweets/

8/27（土）、渋谷O-WestでSweetS初のライヴ・ツアーで、ファイナルとなる東京公演が開催された。急遽追加公演が組まれ、昼と夜の２回公演となったが、その最終公演をレポートする。

１Fフロアはすでに満員で、足の踏み場もない程の混雑。そんな中、開演前からすでに会場は異様な盛り上がりだったが、メンバーが登場するとゴーっと、地の底から沸き上がるような大歓声が起こる。

オープニングはキレのよいダンス・ビートが乗り、伸びやかなヴォーカルで歌う「countdown」。そして、最近のシングル曲を続けると、次に前半の見せ場ともいえるミディアム・バラードの連続では、ダンスもやや控えめに“聴かせる”ライヴを展開。「Waiting
for U」や「snow crystals」をしっとりと歌い上げるその姿は、“元気よく踊る”だけの存在ではない、今のSweetSを表現しようという意欲が感じられるものだった。

そして、続くソロ・メドレーでは10/5に発売の１stフル・アルバム『5 elementS』より、各メンバーがソロ曲を披露。メンバーそれぞれの個性に合わせて、ポップ、ダンス、R＆Bにバラードと、多彩な楽曲を聴かせてくれるとともに、５人で歌って、５人で踊れるSweetSの実力を改めて再確認させられた。

やがて、アルバム収録曲などを３曲続けると、ビデオ上映を挟んでからの後半がスタート。このセクションでは、１stミニ・アルバムからの選曲で初期のナンバーでメドレー（といっても、ほぼ全曲フルコーラスだったが）で披露。いやがおうにもファンのテンションは最高潮に上がっていく。アンコールの「oursong～別れの詩～」では、HARUNA、MAIの長崎コンビを筆頭に泣き始め、最後には全員が号泣。会場全体も感動に包まれた。

東京ドームシティ・ラクーアをはじめとし、東名阪、そしてときには地方にまで足を伸ばし、ほぼ毎月に近いペースでライヴを続けてきたSweetSの集大成。MCでも、HARUNAが１年で15センチ身長が伸びたという話を披露していたが、身長に限らずSweetSはまさに今が伸び盛り。ヴォーカルの表現力や声量といったアーティストとしての基本的な部分がぐんぐんと成長しているのを感じる。

AKIとAYAが高校受験のため、しばらく活動は３人となるが、これまでの２年を振り返り、また、将来の展望も感じさせる、今後の新たな活動のスタートにふさわしいライヴだった。

取材・文●末吉靖永

★2005年12月 LIVE DVD発売予定!!

8/27 O-West
SweetS 1st TOUR 「Earthship～宇宙船地球号～」
＜SET LIST＞
00. Opening＜Movie＞
01. countdown
02. ミエナイツバサ
03. Sky
04. Waiting for U
05. snow crystals
06. 虹色の永遠