“ぼくららしさ”を追求して作られた2ndアルバム『FAB FOX』

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new Album
『FAB FOX』
2005年11月9日発売
東芝EMI
TOCT-25847  \ 2,500(税込)

1 モノノケハカランダ
2 Sunny Morning
3 銀河(Album ver)
4 唇のソレ
5 地平線を越えて
6 マリアとアマゾネス
7 ベースボールは終わらない
8 雨のマーチ
9 水飴と綿飴
10
11 Birthday
12 茜色の夕日

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──9曲目の「水飴と綿飴」が異色だなと思ったのですが。

志村:「水飴と綿飴」は、ギターの山内がつくった曲なんですよ。これまでは僕がつくった曲だけだったので、そういうことをやったら新しいかなとか、いろんなことをやりたいバンドなんでね。で、せっかく自分がつくった曲じゃないのに歌詞を乗せるなら新鮮な歌詞をつくろうと思ったんですよ。自分の曲だったら絶対使わないような“love you”なんてワードも入れたり。けど、これだけだと、なんかしっくりこなくて次に、“嘘だよ”って入れたらフジファブリックらしくなった。

──フジファブリックにはストレートなラヴソングってないですよね。


志村:そうですね。歌ってみたいですけど、今はそこにドキドキを感じないんです。ただ、やっぱり僕の考える究極の名曲はラヴソング以外ありえないので、そういうモードになったらつくりたいとは思います。

──シングルにもなった「茜色の夕日」が、アルバムの一番最後に収録されています。やっぱり、感慨深いものがありますか?

金澤:僕はこの曲がバンドに入るきっかけにもなった曲なので、なんか昔を思いだしましたね。たった3年くらい前のことだけど、鮮明に。

志村:やっと区切りがついたなと思っています。インディーズのときでも、メジャーでシングルを出すようなイメージがあって、それだけいろんな人に聴いてもらいたくって。この曲は代表曲なので、インディーズでCDを出すきっかけにもなりましたし、大概の人はこの曲でフジファブリックに興味を持ってくれた人が多いんじゃないかな。ちゃんとメッセージを込めて、自分の考えが入れられた最初の曲なので、思ったところにいけてよかったなという。あとは、この曲に頼らずに次の曲をかきたいなと思っています。


取材・文●山田正樹

■MONONOKE JACARANDA TOUR

2005年
11/12 (土)神戸 CHICKEN GEORGE
11/13 (日)京都 磔磔
11/19 (土)浜松 FORCE
11/20 (日)金沢 AZ
11/22 (火)新潟 CLUB JUNK BOX
11/26 (土)岡山 PEPPER LAND
11/27 (日)松山 Salon Kitty
11/30 (水)鹿児島 SR HALL
12/02 (金)熊本 DRUM Be-9
12/03 (土)長崎 DRUM Be-7
12/10 (土)仙台 CLUB JUNK BOX
12/11 (日)青森 QUARTER
12/15 (木)札幌 PENNY LANE 24
2006年
01/12 (木)なんば Hatch
01/13 (金)なんば Hatch
01/15 (日)福岡 DRUM LOGOS
01/18 (水)広島 CLUB QUATTRO
01/20 (金)名古屋 CLUB DIAMOND HALL
01/22 (日)SHIBUYA-AX
01/23 (月)SHIBUYA-AX

※ライヴツアーの詳細はオフィシャル・サイトをご覧下さい。

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