『人形劇ギルド』DVDリリース・インタビュー
藤原:無声映画というと、チャップリンや昔のミッキーのアニメしか思いつかないくらい知識は浅いんです。でも、人形やクレイ(粘土)のぎこちない動きの劇を見るのは好きですね。
直井:僕が見て面白かったのは、『チェブラーシカ』っていうロシアの人形劇ですね。僕らの作品と同じような手法で作られているんですけど、すごくかわいい。でもそれに感銘を受けて『人形劇ギルド』を作ったわけではないですよ。
直井:そうですね。人形劇の話も、この企画が上がる前にメンバーと多少話した程度ですしね。以前、「バイバイサンキュー」(「天体観測」カップリング)のPVを紙芝居方式で作ったことはありますけど。
直井:はい。だから突拍子も無く人形劇を作ることになったわけではないです。
藤原:そこまでは思っていないです。真っ暗な坑道の中で、おじさんがひたすら炭鉱を掘っているというイメージだけでしたね。今回の作品は物語になっていますけど、当時は、その物語のイメージはなかったですね。
藤原:ディレクターのラッキー・ナンバーです(笑)。
藤原:それに、天国と呼ばれるような異質なエリアの存在を、100とかキリのいい数字にしたくはなかったのと、僕らにとって愛せる数字にしたいという思いがあって。そうすると、66という数字はちょうどよかった。ディレクターのラッキー・ナンバーが、3とかじゃなくてよかったと思いますね(笑)。浅い! みたいな(笑)。
藤原:はい。楽曲の「ギルド」と同じテンポのリズムに合わせて拍子をとりながら、弾きました。キリのいいところまで弾いて、弾いた音を確認しながら作っていきましたね。
藤原:今回のほうが、作業速度が早かったです。大きく違うのは『~ABYSS』は打ち込みで、今回は完全に生音のギター音だということ。『~ABYSS』を作ったときに、制作の基礎ができていたので、ノウハウをわかっているということも早くできた理由ですね。小節割りをしていくと、秒数の関係で、どうしても最後が半端な小節数しか残らなかったりするんですよ。でも、そうなった場合でも、成立する作り方を今回は知っていたので、そこで苦労することはなかったです。
藤原:番場さんと何パターンか試してみたんですよ。でもやっぱり2人とも、あのシーンが一番しっくりきたので、そこにしました。
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