ナイトメア キラー・チューン満載のアルバム『killer show』INTERVIEW【前編】

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――アルバム『killer show』はどんな作品?

RUKA:自分が書いた歌詞についてなんだけど、改めて共感するなって思った。“「幸せ」って言葉に虫酸が走った”(「TrickSTAR」)とか、いい言葉だ~って(笑)。誰もが思ってるけどいえないこの言葉。22世紀に残りますね、この名言は。

 

Ni~ya:「WORST」とかもすごいもんね。いままではもっとオブラートに包んでたのに、それを無くして表現するという。他のアーティストさんではできないことをRUKAさんがやったっていうところは、メンバーとしても嬉しいし、感謝かな。

 

RUKA:いままで歌詞書いててどこか自分でも作ってるって思ってたの。歌詞に使われる言葉と普段使う言葉って、違う気がするんですよ。誰の歌詞を見ても。意外とみんな作っちゃってるんだって。そこに気づいてからかな。じゃあ作らないで書いてみようって。“クズ”(「WORST」)って言葉も普段は“ゾジーさん、クズだな~”とかよく使うけど、曲に乗るとは思わなかったのね。でも実際それが曲に乗ると、また新しい言葉になって作用する。そこはやってみて面白かった。俺の場合、こういう歌詞書いてもすでに(みんなに)免疫ができてるから引かないんじゃないかと思って。咲人(G)がこれ書いたらドン引きだと思うけど(笑)。

 

Ni~ya:とりあえず今回は歌詞も曲も濃いね。1曲1曲がキャラクター性あるし。濃いから、プレイヤーとしては自分のベースも方向性が見えやすかった。

 

RUKA:あとね、ヴォーカル処理も今回はものすごーいハイを出してる。俺の曲は特にそう。ほとんどリバーブかけないで、べちゃ~ってくっついてるようなヴォーカルにした。それの極地が「TrickSTAR」。Aメロとそれ以外のところではマイクも変えて、よく聴くと全然声が違うの。

 

Ni~ya:聴いてて生々しいよね。

 

――ジャケットのトラは本物?

RUKA:結局、本物はダメで合成です。これもね、いっちばん最初は俺んちの犬、とらを(本当の名前は虎王)を見てて。“あ、トラいいな~”って。ルーツはそこ。トラに王冠でとらをだって(笑)。ちなみにジャケットのトラは、俺達という意味です。

 

――ではツアーに関しての抱負を。こっちでは本物のトラが出てくる、と!

Ni~ya:トラは出てこないですけど(笑)。

 

――じゃあ、とらをで!

RUKA:いいですけど、そこら辺にオシッコするだけですから(笑)。

 

Ni~ya:ま、ホールでもスタンディングでもやる側のテンションは同じですから。

 

RUKA:見せ方は変わるけど、流れや雰囲気は統一していきます。

 


 
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