バカテク・メタル野郎たちの解散を惜しむ特別企画

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バカテク・メタル野郎たちが全力疾走を続けた6年間に終わりを告げる時

1998年に「HANABI-la大回転」でメジャーシーンに殴り込みをかけ、
ロック界に賛否両論を巻き起こしながらも圧倒的なファンの支持を受けて
トップアーティストとして疾走し続けてきたSEX MACHINEGUNS
続くシングル「BURN~愛の炎を燃やせ~」と1stアルバム『SEX MACHINEGUNS』の大ヒットで
国内でNo.1のヘヴィメタルグループとして、人気を不動のものにした。
そして日本のメタルシーンをリードしながら、妥協を許さない音楽に対する姿勢と
ファンの熱狂的な支持をバックに、地位に安住することなく数々の問題作を発表し続け、ビッグバンドの仲間入りをした彼ら。
といってもSEX MACHINGUNSは数々の紆余曲折を体験し、その歴史は順風満帆のものではなかっただろう。
初期のマシンガンズは、まずその歌詞のおちゃらけた内容で、
一部のミュージックマスコミからこっぴどい洗礼を受けた。
音と演奏テクニックの確かさは誰しもが認める高水準さだったのにもかかわらず無視され、
歌詞だけを取り上げて、ロックバンドとしての見識を疑う、といった論調の批判がまかり通った。
しかし、自分達が信じる方法論を押し通し、そして他が追従できないほどのファンの支持を手に入れ、
それらの批評をねじ伏せていった。
また、自身の演奏テクニックや音作りにも妥協を許さない姿勢は他に類を見ないほど強いもので、
自分達の求める“音”を追求するために幾度となくメンバーチェンジを繰り返し、
理想に向かう姿はストイックで、ロッカーとしての一種の理想形を見る思いに駆られた人も少なくないだろう。
メンバーチェンジをした後の活動にも一切の迷いはなく、順調にシングルとアルバムを発売し続けた。
ソフィスティケイトされ、過剰にアーティストや楽曲を消費していく音楽界にあって、
流行とは関係なく己が信じる道を貫き通し、ヘヴィメタルの真骨頂を見せ続けてくれた彼ら。
その一つの形態であったSEX MACHINEGUNSというグループは解散しても、
ロックを愛する心は変わらない。
ファンの前にその進化した姿を再び現わしてくれることを願うだけである。


8月13日のツアーファイナル武道館で第三期マシンガンズは解散します!

最新アルバム

「マシンガンズの集い」ザ・ベスト

東芝EMI TOCT-25063
2003年6月4日発売 3.059(tax in)

1.みかんのうた ~ライヴ~
2.ファミレスボンバー
3.BURN ~愛の炎を燃やせ
4.TEKKEN II
5.狼とキリギリス
6.犬の生活
7.illusion city
8.Iron Cross
9.そこに、あなたが.....
10.リサイクル
11.さよなら。まぼろし。
12.American Z
13.食べたいなめたい危険地帯
14.ONIGUNSOW
15.S.H.R. ~セクシーヒーローレヴォリューション~
16.桜島

※ 新曲「リサイクル」は初回盤のみ






PV「みかんのうた」

PV「そこに、あなたが.....」

PV「ONIGUNSOW」

※各画像を
  Real Playの128Kでお楽しみください!



ライヴスケジュール
SEX MACHINEGUNS LAST TOUR
HEAVY METAL TEACHER FROM HELL!!
~FINAL ATTACK~

6/18(水) 千葉県文化会館
6/19(木) 神奈川県立県民ホール 大ホール
6/24(火) 大宮ソニックシティ
6/27(金) 愛媛県県民文化会館
7/1(火)  札幌市民会館
7/4(金)  福岡市民会館
7/7(月)  グランキューブ大阪 メインホール
7/8(火)  名古屋市民会館
7/10(木) 市川市文化会館
7/12(土) 桐生市市民文化会館 シルクホール
7/27(日) 長良川国際会議場
7/29(火) 神戸国際会館 こくさいホール
7/31(木) 鹿児島市民文化ホール 第2ホール
8/6(水) 新潟テルサ
8/8(金) 盛岡市民文化ホール
8/12(火) 日本武道館
8/13(水) 日本武道館







●武道館公演を最後に解散する
驚愕の公式発表!


3月24日、メンバーの公式発表が行われ、第三期SEX MACHINEGUNSが解散に至る経緯が説明された。メンバー個々の目標にズレがあることが見えてきたこと。また価値観、方向性などが違ってきたことによって、このまま活動を続けるのは難しいと全員が判断し、メンバーそれぞれの目指す目標に向かって前向きに進んでいく、という方針が発表された。メンバーのこれからの活動として、次のように語っている。
決して後ろ向きではなく、前向きでよい意味での旅立ちと思ってほしい、とのこと。4人それぞれに応援の拍手を送ろうではないか!

Anchang(Vo&G)
年内のソロデビューを目指してレコーディング予定。第四期SEX MACHINEGUNSを立ち上げることを約束。
Noisy(B)
元々やりたかったパンクロックを原点とし、日本一アホでバカなパンクロッカーを目指しバンドを結成予定。
Clutch.J.Himawari(Dr)
「外国人に混じって自分を試してみたい」という夢をかなえるため、全米デビューを目指してバンド結成予定。
Circuit.V.Panther(G)
ギタリストとしての地位とプレイに磨きをかけるため、スタジオミュージシャンとして音楽活動を続ける。



●「マシンガンズの集い」ザ・ベスト

6月4日に発売される最後のアルバムは、これまでの数々の名曲からのメンバーセレクトによる究極のベストアルバム。Anchangのシャウトと、これこそメタルの魅力のバカテクギターの数々、ギターに噛みついていくNoisyのベース、そして他の追随を許さないハイスピードのリズム。名曲に名演あり、そして名演のものはこれすなわち名曲。マシンガンズの魅力をこれでもかと見せ付けてくれる曲がズラリと並んだベストアルバム。注目はボーナストラックの「リサイクル」。これは初回盤のみ収録なので、買い遅れることは許されないのだ。

●華々しきマシンガンズのアルバム達

『SEX MACHINEGUN』
1998年に発売されたメジャー・デビューアルバム。バンドのネーミング、骨太で本格的な演奏、そしてお笑いアリの歌詞に音楽界はもとより、メタルファンもぶっ飛んだ。初期の名盤。


『MADE IN JAPAN』
1999年発売。「TEKKEN II」「ONIGUNSOW」などの名曲を収録した作品。「Progressiveおじいちゃん」ではNoisyのヴォーカルを聴くこともできる。”国産”を意識したジャケットも評判に。


『Barbe-Q マイケル』
2001年発売。タイトルとジャケットの無意味さに度肝を抜かれた作品。初回盤と通常版ではマイケルの表情が違うことも話題に。実験的な要素も含んだ問題作と言える。


『Burning Hammer』
2001年発売のライヴアルバム。メンバーチェンジ後の録音で、Pantherのギターがこのアルバムで初めて聴ける。それまでの代表曲が網羅されたベストアルバム的な内容。


『IGNITION』
2003年2月に発売されたばかりの最後のスタジオアルバム。ドライブ感が満載。Pantherの重要度も増し、マシンガンズとしての次なる魅力が生まれてくるのかと思わせた。

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