“帝王”オジー・オズボーンの語る家族愛とは? Part1

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“帝王”オジー・オズボーンの語る家族愛とは?

“子供たちは俺たちにとって本当に大切だと思っている
それから犬も大好きで、10匹ほど飼っているよ”

へヴィ・メタル界の帝王、Ozzy Osbourne。
かつてはヘヴィメタの伝説的バンドBlack Sabbathを率い、
現在では世界最大規模のヘヴィメタの祭典<Ozzfest>を主催する、ロック界の“ゴッド・ファーザー”。
そんな彼のビバリーヒルズの豪邸に、MTVのカメラが潜入。
24時間体制でその家庭生活を放送し、MTV開局以来の最高視聴率を記録した番組が『オズボーンズ』だ。
この度そのDVDがリリースされることになった。そんな中、彼が語る家族とは?

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「バカなことは山ほどやったよ。けど、それもすべてOzzyの一部なのさ」

あらすじ



『オズボーンズ 1stシーズン<コンプリート>』
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテインメント
VWDS-3390 4,935(tax in)


へヴィー・メタル界の“帝王”Ozzy Osbourne。シンガーとしてのキャリアを持つ一方、Marilyn Mansonをはじめ、超ビッグネームを輩出したロック・フェスティヴァル<Ozzfest>の主催者でもある業界の顔。人はロック界の“ゴッド・ファーザー”と呼ぶ。そのOzzyの日常生活を24時間MTVのカメラが捉えたのが、この『オズボーンズ(The Osbournes)』だ。妻Sharon、娘Kelly、息子Jack、ペットの犬たちが登場する、一切ヤラセなしのドキュメンタリー・ドラマ。MTVでは開局以来の最高視聴率を叩き出した。

ロック界の“ゴッド・ファーザー”は、生意気なうえに、夜遊びや酒、挙句の果てにはドラッグにまで手を出す子供に悩まされ、またゴミ出し、料理、犬の散歩などの家事にも精を出す。そんな姿が米国の主婦層にウケ、Ozzyは「家事を手伝ってくれそうな有名人」の2位に選ばれたことも。

さらに、今風の生活を気ままに送るKellyとJackの子供たちがティーンエイジャーの共感を呼び、人気が高まってアイドル化。KellyはCDデビューまで果たしてしまった。この番組の人気も後押しし、Ozzyはブッシュ大統領の晩餐会に招かれたり、イギリスではエリザベス女王の即位50周年記念イベントに招かれるなど、もはや社会現象となった『オズボーンズ』。

日本でもMTV JAPANにおいて、2002年7月の放送開始以来、話題沸騰。現在2ndシーズンも放送開始されている。そんな中、9月18日にDVD2枚組でコンプリートDVDがリリースされる。このDVDには1stシーズン全10話のほか、放送ではカットされた未公開シーン、特典映像、放送禁止用語なども収録。ファンにはたまらない内容になっている。


 

この数年間でOzzy Osbourneは、あらゆるホラー系/悪魔系の非公式スポークスマンという立場から、テレビ界のNo.1パパへと転身を遂げた。驚異的な人気を誇り、先ごろ3rdシーズンがスタートしたばかりのMTVリアリティシリーズ『The Osbournes』のおかげである。この番組はOzzyの妻であるSharonや息子のJack、そして何と言っても娘のKellyを一夜にしてスーパー・スターに仕立て上げ、KellyのCDデビューや、あのBarhara Waltersによるインタヴュー、Osbournes首振りフィギュア、さらにAmerican Music Awardsでの司会という大役までこの一家にもたらした。一方Ozzyは、毎年恒例のOzzfestツアーで今なおロックし続けている。

しかし、もちろんOsbourne家でもすべてが完璧というわけではない。Sharon Osbourneが大腸癌の診断を受けたのだ。この出来事は一家を心底動揺させた。だが、何百万人もの視聴者が見守る中、彼らは番組を続行。カメラはSharonが化学治療を受ける様子さえ映し出した。そして、昨年の大晦日、他でもないVillage Peopleの演奏をバックに、Sharonとの結婚の誓いを新たにしたOzzy本人はといえば、今なおその恵まれた人生に感謝しているようだ。彼は言う。「どう考えても、とっくに死んでるはずだからさ!」

そのOzzyが先ごろ、LAUNCHのエグゼクティヴエディターであるDave DiMartinoを相手に、風変わりでワイルドで素晴らしい彼の人生について語った。以下、その様子をご紹介しよう。

──今のあなたに対する世間の評判やイメージについてどう思われますか?

OZZY:そうだな、俺のことを知らない奴に会うと必ず「ああ、あの何にでも悪態をつく人ですよね」と言われるよ。少々頭に来てるが……まあでも、少なくとも俺のことを憶えていてくれているわけだし。一番ムカつくのは、あれが本当の俺じゃないってことだ。もし、あれがOzzy Osbourneだと思っているとしたら、とんだ勘違いだ。

──では、本当のOzzy Osbourneとは?

OZZY:思いやりのある、普通の、人を楽しませるのが好きな男さ。それから家族を大事にする夫であり、父親だ。ほかにも昔から色々な面を持っているが、ここではあまり話したくない。俺はいつだって自分を向上させようと努力している。今だってそうだし、死ぬまで前進し続けるだろう。自分の人生をより良いものにするために、今、何ができるかを常に考えているのさ。だからこそ、例えば煙草をや
めることにも多少の喜びを見いだせるようになったんだ。

──煙草をやめるのは大変でしたか?

OZZY:これまでありとあらゆる化学物質――コカインとか酒とか――に手を出してきたが、煙草が一番やめるのがキツかったな。古い映画を観るだろ? それだけで誘惑されちまうんだよ。煙草が目に入ると、吸いたくなっちまう!

──では、今までやってきた中で最も愚かなことを1つ挙げるとするなら?

OZZY:1つなんてもんじゃないからなぁ。女装もしたし、ナチの格好もした。裸でステージに上がったことだってある。あまりに泥酔していて、自分がショウをやったことすらわからなかったくらいだ。バカなことは山ほどやったよ。けど、それもすべてOzzyの一部なのさ。自分のやってることの99.9%は計算じゃない。完全に間違ってることもあれば、完全に正しいこともある。VH1のアレ(『Behind The Music』)を観たかどうかは知らないが、あの1時間で俺の人生をすべて記録するなんて、到底不可能な話だ。俺は、どっちかと言えば大家族の中で育った人間で、3人の姉と2人の弟がいる。あのドキュメンタリー番組では姉貴をインタヴューしているが、俺はあれで何年かぶりに彼女を見たよ。俺は本当に、非常に変わった人生を歩んできた。よく自宅でボケッとしながら、金がなかった頃のことを思い出してる。その真っただ中にいる時は、その状態が永遠に続くんじゃないかと思って落ち込んだもんだ。だが、ある日突然、何の前触れもなく、こんな風になったのさ。とても裕福で、どこへ行っても特別扱いで、非常に豊かなキャリアを持つこの俺にね。アメリカで俺のアルバムがNo.1になったことはないが、この世界で数世代分持ちこたえることができたし、もう30年もこの仕事をやってる。昔からのファンもいるが、新しいファンも獲得してきた。けど、俺の初期のアルバムを聴いても、21歳の音には聞こえないし、49歳の音にも聞こえない。あくまでもOzzyの音なのさ。分かるだろう?

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