アップル、WWDCで新iPhone「iPhone 3G S」を発表

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サンフランシスコで行なわれているアップルの<ワールドワイドデベロッパカンファレンス(WWDC)>の基調講演で、新しいiPhone、「iPhone 3G S」が発表された。

◆「iPhone 3G S」の高解像度 フォトアルバム

「iPhone 3G S」は、300万画素のオートフォーカス機能を備えたカメラを搭載。10cmマクロ撮影も可能な上、30fpsのVGAサイズでの動画撮影にも対応、動画編集まで本体で行なえる。また、ヴォイスダイヤリング機能も搭載し、音声だけでの操作もできる。またこれはiPod機能でも利用可能。つまり、“○○の曲を再生”と話しかければ、曲を再生してくれるという。さらに、iPodとともにジョギングを楽しんでいるユーザーにはおなじみの「Nike+」(センサーは別途必要)やデジタルコンパスなども内蔵する。デジタルコンパスの搭載によって、地図アプリは自動的に回転し、常に自分の向かっている方角を指してくれるようになる。

基本性能としては、「iPhone 3G」よりも2.9倍の早さでWebの表示が可能など、処理速度が向上。バッテリーも強化され、音楽再生では30時間の利用が可能だ(従来モデルでは最長24時間)。

ボディーサイズは従来モデルと同じ。価格は199ドル(16Gバイト)で、32Gバイト版は299ドル。黒と白のモデルを用意する(いずれも価格はAT&Tでの価格)。販売はアメリカ、カナダ、フランス、イタリア、スペイン、イギリスなどで6月19日から。その後数週間で他の国でも販売がスタートする(日本での発売は6月26日の午前8時とアナウンスされている)。一方、従来のiPhone 3G(8Gバイト版)は99ドルで販売される。

また、iPhone OSも3.0にバージョンアップ。iPhone OS 3.0では、100以上の新しい機能を備えている。中でも特徴的なのが、iPhoneにとって課題だったコピー/カット/ペーストが可能となり、取り消し(undo)もサポートするという点。さらに、iPhoneのインターネット接続をPCと共有可能(インターネット テザリング)。つまり、iPhoneがモデムとして機能するようになる。PCおよびMacとの接続は、USBかBluetooth。もちろん、キャリアのサポートが前提となり、全世界22のキャリアがサポートを表明しているとのこと。

なお、iPhone OS 3.0のアップデートはiPhone 3Gユーザーなら無料。6月17日よりアップデータの配布が開始される。

WWDCではそのほか、SDカードスロットを新規搭載した15インチの新MacBook Pro(188,900円 / 2.53GHz Intel Core 2 Duo プロセッサ搭載モデル)の発表や、FireWire800が復活搭載となった13インチのMacBookが、MacBook Pro(134,800円 / 2.26GHz Intel Core 2 Duo プロセッサ搭載モデル)へと昇格するといった発表が行なわれた。

◆アップル
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