Jimmy Page“Number Two”Les Paul、ついに登場

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Jimmy Page“Number Two”Les Paulの発売がついに発表となった。

この記事を見て思わず身を乗り出した貴兄であれば、もはや多くの説明は要るまい。「Number Two」と呼ばれジミー・ペイジの2本目のサンバースト・レスポールとなる1959 Les Paul Standard ♯9 1703は、Jimmy本人が捜し求めて1973年にようやく手に入れたバーストだ。このギターとの出会いは、「Number One」と呼ばれた伝説の1958年製サンバースト・レスポールをイーグルスのジョー・ウォルシュから入手した数年後のことになる。ジョー・ウォルシュから譲られたバーストが「Number Two」であるとの説も多く流布されているが、上記がオフィシャルからの真情報となる。

◆Jimmy Page“Number Two”Les Paul 詳細画像

ジミー・ペイジは、見事なハニー・サンバーストに退色され、1959年製を示すシリアル・ナンバーがくっきりと刻まれたこのレスポールを、レッド・ツェッペリン時代に頻繁に使用し多くの名曲を生み出していった。「Number Two」のネックはリシェイプされて「Number One」のフィーリングに近づけられており、その上で2つのハムバッカー・ピックアップを最大限に活用すべく、今となっては有名なカスタマイズを施していた。

より幅広い音楽表現を可能にし、頭に思い描くトーンを再現するために、コイル・スプリット、シリーズ/パラレル、さらに逆位相サウンドをスイッチにより簡単に切り替えることができる機能をルックスを変えることなく搭載していたのだ。これらのトーンは、プッシュ・プル式の4つのコントロール・ポット、さらにピック・ガードの下に隠された2つのプッシュ式スイッチでコントロールされる。ちなみにボリューム・ノブにはシリーズ/パラレル切り替えが、トーン・ノブにはコイルタップが、そしてピックガード下には、フェイズアウトの機能がアサインされている。

ピックアップがリアだけオープンである点から始まり、細かく見ると、フレットがすでにオーバーバインディングとなっているなど、通常のヒスコレとは着眼の違う作りが垣間見れる。ちなみにピックアップはフロントがCustom Bucker、リアがPage Version 2と名付けられている。ペグはシルバーのグローバー、ストラップピンはシャーラーのロックピンだ。

Jimmy Page“Number Two”Les Paulは、ジミー・ペイジ本人の協力により
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