Arturia「ORIGIN」のOSバージョンアップ、無償ダウンロード開始

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フックアップは、Arturia社のシンセサイザーORIGINの新OS 1.1の無償ダウンロード提供開始を発表した。

「ORIGIN」は、ソフトウェアシンセサイザーで有名なARTURIAのハードウェアシンセサイザー。Minimoogなどのアナログシンセサイザーの銘機と呼ばれるビンテージシンセ群を再現し、モジュール化した製品で、2009年6月に国内発売されている。当初より本体ソフトウェアはアップグレード対応で、新しいシンセやモジュールの追加も可能とアナウンスされていたが、今回の新OSの登場で、ついにその進化が実現したというわけだ。

ORIGINユーザーは、無償でダウンロード可能。バージョン 1.1 の新機能は以下のとおり。

●ToneWheel オシレーターの追加
ロータリースピーカーとの組み合わせで、ビンテージオルガンサウンドを完璧に再現。

●ロータリースピーカーエミュレーションの追加モジュールの追加
ビンテージオルガンの再現に不可欠なのはもちろんのこと、外部入力からのオーディオ信号にエフェクトとして使っても効果的(特にギター)。

●CS-80 エンベロープモジュールの追加
ヤマハCS-80のフィルターセクションに搭載されていた、特殊なエンベロープを再現。

●新エフェクト群
ビットクラッシャー、コンプレッサー、イコライザー、パラメトリックEQ、リングモジュレーター。

●多くの改良点
MIDI CCによるオートメーション、ORIGINのMIDIコントローラーとしての使用、シーケンサーの新しいモード、キーボードモジュールの改良、パラメーター表示の改良など。

なお、Arturiaは、先日米国で開催されたNAMMショーにおいて、ORIGINのキーボードバージョンの今春リリースを発表している。デスクトップバージョンのORIGINの高性能さはそのままに、イタリアFatar社製の鍵盤を搭載、さらにユニークなリボンコントローラーまで搭載している。価格は未定だが、フックアップでは近日中に詳細を発表できる見込みだとのこと。こちらにも期待したい。

◆ORIGIN (オリジン)
価格:オープン(実勢価格:294,000円)
発売日:2009年6月中旬
開発元:ARTURIA社(アートリア社:フランス)

Origin 製品詳細ページ
OS ダウンロードページ
フックアップ

◆BARKS 楽器チャンネル
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