インターネットのボーカロイド第3弾はm.o.v.eのyuri起用!「VOCALOID2 Lily」

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インターネットは、音楽グループm.o.v.eのボーカリストであり、アニメソング・カヴァーアルバム『anim.o.v.e』のキャラクターLilyの声優でもある“yuri”の声を元に制作したボーカロイドアーティスト「VOCALOID2 Lily」を8月25日より発売する。

◆m.o.v.e、VOCALOID2 Lily画像

ボーカロイドアーティスト「VOCALOID2 Lily」は、音楽グループm.o.v.eのボーカリストであり、アニメソング・カヴァーアルバム『anim.o.v.e』のキャラクターLilyの声優でもあるyuriの声をベースに制作したボーカル音源。同社のボーカロイド製品としては、Gacktを起用した「がくっぽいど」、声優の中島愛を起用した「Megpoid」に続く3作目となる。

「VOCALOID2 Lily」の声のベースとなったyuriは、ラップ・作詞担当のmotsuとの2名で構成されるユニットm.o.v.eのボーカリスト。m.o.v.eデビューは2007年10月、プロデュース・楽曲提供はt-kimura。大人気アニメ「頭文字D」の歴代主題歌でその名を知られ、車業界はもちろんのこと、アニメ業界や海外においても積極的に活動を行なっている。また、8月25日にはLilyが誕生したCD『anim.o.v.e』の続編の同時リリースが予定されている。

「VOCALOID2 Lily」は、ボーカリストyuriの声質を持ったまま歌声の合成音を得ることができ、ボーカルパートの旋律と歌詞を入力すれば、そのままボーカルの歌声が作成可能。オリジナル楽曲のメインボーカルやコーラス作成などに使用できるというWindows用ソフトウェアだ。

歌声の合成技術および入力インターフェース部分は、ヤマハ株式会社で長年にわたって研究開発されてきた最先端の歌声合成技術VOCALOID2を採用。バーチャル・キーボードをマウスでクリックして音程を確認しながら、ピアノロール形式の画面に音符を書き込みメロディ入力。歌詞はひらがな、カタカナ、ローマ字のいずれかで、音符ひとつひとつに、歌詞(言葉)を打ち込んでいくだけの簡単入力だ。表現力のアップに有効なのが、歌声の「音量」「ピッチ」「明るさ」「口の開き具合」「ビブラート」などの調整。さらに、「ジェンダーファクター」をコントロールすれば、VOCALOID 2の声質をより女性的/男性的に変化させたり、さらには幼い子供のような声にすることも可能だ。また、最大16人のシンガーを設定し、コーラスや合唱曲を歌わせることも可能となっている。

なお、「VOCALOID2 Lily」のみで作成できるのはボーカルパートのみだが、市販のDAWソフトのほか、ユーザー登録者にプレゼントされるミックス専用ソフト「OPUS Express for Windows」を使い、伴奏を別途用意すれば楽曲として仕上げることが可能だ(ユーザー登録後、同社サイトよりダウンロード)。「OPUS Express for Windows」では、リバーブ、コーラス、イコライザ、センターキャンセラー、タイムコンプレッションなど、各種エフェクトも収録。簡単な音の作りこみや調整も可能だ。

これまで発売されてきた女声ボーカロイドは声優を起用したものが多かったが、今回の「VOCALOID2 Lily」は歌唱力のある女性シンガーをもとにしたもの。yuriのファンはもちろん、これまでのボーカロイドとは違ったキャラクターを求めていた人には待望の音源といえるだろう。

◆VOCALOID2 Lily (ボーカロイド2 リリィ)
価格:オープン(店頭予想売価 15,750円)
発売日:2010年8月25日

◆VOCALOID2 Lily 製品詳細ページ
◆インターネット
◆m.o.v.eオフィシャルウェブサイト
◆BARKS 楽器チャンネル
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