男声VOCALOID、中低域が得意な英語版バーチャル・オペラ・シンガー「TONIO」発売

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クリプトン・フューチャー・メディアは、プロのクラシック・シンガーの歌声を元に開発されたバーチャル・シンガー音源「TONIO」を発売した。

「TONIO」は、ZERO-G社のVOCALOID 2ラインナップの新製品で、クラシック・シンガーの歌声を元に開発されたバーチャル・シンガーだ。低音域でも正確な音程をキープし、バリトン/テノールシンガーとして、あるいはコーラスやバッキングボーカルとして、TONIOにはどんな英語歌詞でも自由に歌わせられる。また、TONIOの歌声はさまざまなパラメータで変更・調整できまるので、リアルなだけではない実験的な歌声としても応用可能だ。英語圏の製品であるため、歌詞の入力は英単語で行うことになるが、音素(発音記号)の組み合わせを工夫することで、英語にとどまらないさまざまな歌詞を歌わせることも可能となっている。

メロディの入力は、ほかのVOCALOIDエンジン採用製品と同様、ピアノロール画面を用意。簡単操作で歌に表情(アタックやビブラートなど)を与える表情コントロール機能や、ボーカルの声質をさらに女性的にするなどの操作が可能なジェンダーファクター機能なども備える。ライブラリは、英語話者の声/発音をデータベース化したもので、英語の全発音要素(母音/子音)を収録、通常の歌に用いられるビブラートや表情付けのテンプレートも装備する。

<動作環境>
コンピュータ:Pentium4 2GHz / Athlon XP 2000+以上(Pentium4 2.8GHz / Athlon 64 2800+以上を推奨)
OS:WindowsXP / VISTA / 7
RAMメモリ:512MB以上(1GB以上を推奨)
※Real-time VSTi 使用時は2GB以上を推奨

◆TONIO(トニオ)
価格:オープン(市場予想価格 19,950円前後)
収録メディア:DVD-ROM 1枚
制作元:ZERO-G
発売日:2010月8月2日

◆TONIO 製品詳細ページ
◆クリプトン・フューチャー・メディア
◆BARKS 楽器チャンネル
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