「Singer Song Writer Lite 7」登場、オーディオ8トラック搭載、VSTiにも対応

ツイート
インターネットは、音楽作成・楽譜作成・楽器練習を支援する音楽統合ソフト「Singer Song Writer Lite 7」を2011年2月18日より発売する。パッケージは通常版のほか、アカデミック版とマイクを同梱したパッケージもラインナップする。

「Singer Song Writer Lite 7」は、音楽をつくる、楽譜をつくる、楽器を練習するといった、手軽に音楽を楽しむために必要な機能を満載した音楽統合ソフト。最新バージョンとなる7では、Singer Song WriterシリーズのフラッグシップモデルProfessionalと同じAUDIOプロセッシング&MIDIエンジンを搭載、ユーザーインターフェイスも一新しての登場となった。

鼻歌入力機能や充実したアレンジ機能など、初心者にうれしい機能を低価格で提供してきたLiteだが、今回の新バージョンの注目はオーディオまわりのパワーアップといえるだろう。オーディオトラックは最大8トラックで、録音やデータの読み込み(配置)が可能。WAV、MP3、WMAのほかACIDファイルも配置が可能だ。オーディオデータはミキサーやウェーブエディタでの編集・加工のほか、収録されたプラグインエフェクト(標準搭載は21種類)や各種VSTエフェクトプラグインを利用することもできる。ミキサーは上位版となる「Singer Song Writer 9 Standard」譲り。AUDIO、VSTi、ReWireトラックにはEQ、EFFECT×4、SEND×2を装備、EFFECTトラックにはEQ、EFFECT×4を装備。各トラックのSENDにはEFFECTトラック、OUTPUTトラックをアサイン可能となっている。

一新されたユーザーインターフェイスでは、ソングエディタには、1トラック分のミキサーや楽曲の全体表示を行うオーバービューを搭載。従来はスコアエディタとソングエディタに分散していた伴奏作成に使用するアレンジデータ、フレーズ素材、コード進行素材も一ヶ所で管理する。スコアエディタでは、音符をカタカナあるいはアルファベットで音名表示・印刷する機能が挙げられる。これにより楽譜が苦手な人も表示するカタカナの音名を見ながら楽器演奏の練習が行えるというわけだ。また、キーボードウィンドウは演奏する鍵盤が点灯、押さえる鍵盤を視覚的に確認することも可能だ。

もちろん、アレンジデータやACID対応のオーディオループやMIDIフレーズ素材も追加されている。アレンジデータは387ファイル、ACID対応オーディオループ&MIDIフレーズ素材はおよそ7,000種類の素材を収録。さまざまなジャンルに対応可能だ。これらの演奏にも使えるMIDI音源としては、Singer Song Writer専用Roland VSCとアナログシンセLinPlug Alpha3を付属する。また、MIDIプラグインには入力したメロディをハーモナイズすることができる「オートハーモナイズ」やベロシティの値を圧縮・拡張できる「ベロシティComp/Exp」を追加、合計8種類のMIDIプラグインを搭載する。VSTiへの対応は最大8つ。ReWire(ホスト)対応なので、VOCALOID2など他のインストゥルメントとの連携も可能だ(Standard、Professionalとは異なり、ReWireクライアントとしては動作しない)。

このほか、ASIO非対応のオーディオインターフェースでASIOレベルの低レイテンシを実現するドライバが同梱されるのも便利なところ。ASIO非対応のオーディオインターフェースでも、外部MIDIキーボードやシーケンス演奏時の遅延を抑えることができるとしている。

現行「Singer Song Writer Lite 6.0 for Windows」から新バージョンへの無償バージョンアップサービスも実施される。キャンペーン対象は、2011年1月1日以降に「Singer Song Writer Lite 6.0 for Windows」各商品を購入した人で、受付期限は2011年3月31日申し込み分まで。詳細は下記Webサイトで。

<おもな仕様>
●MIDI部
トラック:32トラック
タイムベース:48
●オーディオ部
・トラック:8トラック
・チャンネル:ステレオ/モノラル切替
●装備するエディタ(ウィンドウ)
ソングエディタ、スコアエディタ、ピアノロールエディタ、ミキサー、プレイパネル、マーカー一覧表示、譜面作成エディタ、キーボード、ギターフレット、CD作成
●メロディ/音符入力
鼻歌入力(単音限定)、マウス貼付け入力、ピアノロールエディタで入力、リアルタイム入力、ステップ入力、メロディ自動生成機能
●伴奏作成
・メロディからのコード自動判定機能
・コード任意指定
・伴奏作成に使用できるアレンジデータ:387ファイルを収録(1ファイルは、4~32のパターンで構成)
・EZアレンジによる簡単伴奏作成
・BGM生成機能:ジャンル、コードパターンの選択で、自動でBGMを生成
・オーディオ&MIDIフレーズ素材、コード進行素材を組み合わせ伴奏作成
・収録するACID対応オーディオループ&MIDIフレーズ素材:約7,000種類
・コード進行素材:730種類(うち300種類はメロディ付き)
●搭載VSTプラグインエフェクト>
COMPRESSOR、DEESER、EXPANDER & GATE、MAXIMIZER & LIMITER、NOISE GATE、Stereo Enhancer、RMS COMPRESSOR、2 BAND EQUALIZER、GRAPHIC EQUALIZER、ENHANCER、FILTER、DELAY、REVERB、BIT CRUSHER、DISTORTION、DIMENSION、AUTO PAN、CHORUS、PITCH SHIFT & TIME COMPRESSION、PITCH SHIFT、TIME COMP & EXP

<動作環境>
対応OS:Windows 7(64bit / 32bit)、Vista(64bit / 32bit)、XP(32bit)
CPU:Intel Pentium 4 1.4GHz以上/ AMD Athlon 1.4GHz以上
メモリ:1GB以上
インストールに必要なハードディスク空き容量:3GB以上
ディスプレイ解像度:1280×800ドット以上、フルカラー
ハードウェア:16ビットステレオオーディオインターフェース(機能)、WindowsドライバもしくはASIO(1.0/2.0)対応で、使用するサウンドフォーマットに対応したオーディオインタフェース。ASIO対応オーディオインターフェース推奨
対応MIDI音源:VSTi / GM / GM2 / GS / XG
製品インストール:DVD-ROM ドライブ
インターネット接続環境:アクティベーション時に必要(FAX / 郵便も可)

◆Singer Song Writer Lite 7
価格:15,750円
◆Singer Song Writer Lite 7 アカデミック
価格:9,975円
◆Singer Song Writer Lite 7 MIC BOX
価格:17,325円
発売日:2011年2月18日

◆Singer Song Writer Lite 7 製品詳細ページ
◆インターネット
◆BARKS 楽器チャンネル

この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス