サウンド、レッスン機能が充実した高品位キーボード、ヤマハポータトーン「PSR-E333」「PSR-E233」

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ヤマハは、電子キーボードの新製品として、ヤマハ ポータトーン「PSR-E333(写真:上)」「PSR-E233(写真:下)」を6月1日より発売する。

ヤマハの電子キーボード「ポータトーン」は、初めて鍵盤楽器に触れる子供から、演奏を楽しみたい中・上級者まで、多くの人親しまれているシリーズ。同ジャンルの製品ブランドで最も有名なシリーズといえるだろう。今回発売され2モデルは、高音質のピアノ音など多彩な音色を搭載し、レッスン機能やスタイル(自動伴奏)も充実しているのが特徴。幅広い楽しみ方が可能な2009年に発売を開始した現行モデル「PSR-E323/E223」のリニューアルモデルとなっている。鍵盤数はいずれも61鍵。

「PSR-E333」は、ヤマハのコンサートグランドピアノをサンプリングした、同社ならではの高音質なピアノ音に加え、多彩なXGlite(後述)音源など497音色を搭載。ピアノ独奏からアンサンブルまで、さまざまな演奏が可能なモデルとなっている。また、弾く強さに応じて音量が変わる「タッチレスポンス」機能、好きな曲を追加できる内蔵メモリーの装備もうれしいところだ。本体サイズは945×132×369mm、重量は4.9kg。

「PSR-E233」は、同じくグランドピアノの音やXGlite音源など多様な385音色を搭載、スタイルも100種類を用意し、多彩な演奏が可能だ。945×118×348mm、重量は4.5kg。

また、いずれのモデルも、キーボードのサイズを超えた音の拡がりを追求した「ウルトラワイドステレオ」を搭載、ダイナミックなサウンドで演奏が楽しめる。ボタン一つでオン/オフの切り替えができ、3段階の調整が可能となっている。一定の時間演奏(使用)されないと自動的に電源が切れる「オートパワーオフモード」の採用もありがたい。

さらに、伴奏が奏者のテンポに合わせて再生される「マイペース」など充実したレッスン機能も注目だ。内蔵曲を右手、左手、両手各3段階でレッスンでき、レッスン方法は以下の3種類を選択可能だ。

・お手本(お手本演奏を聴きく)
・タイミング(鍵盤を弾くタイミングを覚える)
・マイペース(正しい鍵盤を押すまで伴奏が待ってくれる)

クラシックの名曲をそろえた内蔵曲は付属のソングブックに楽譜が掲載(一部曲を除く)されており、じっくりと自分のペースでレッスンすることができる。また、「ポータトーン」シリーズとして初めて「マイペース」でも自由なテンポで伴奏が追従するようになり、お好みのテンポで練習できるようになっている。

音源に採用されているXGliteは、ヤマハの高品位な音源フォーマットである「XG」の簡易(ライト)版。古くからのDTMユーザーにはおなじみの規格だろう。「XG」のソングデータを「XGlite」マークの付いた音源を使って手軽に再生して楽しむことが可能だ(ただし、「XGlite」ではコントロールできるパラメーターやエフェクトなどに一部制限があるため、「XG」のソングデータが元のデータと異なって聞こえる場合がある)。

◆PSR-E333
価格:オープン
発売日:2011年6月1日
◆PSR-E233
価格:オープン
発売日:2011年6月1日

◆PSR-E333 製品詳細ページ
◆PSR-E233 製品詳細ページ
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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