ローランド、ボーカルやギターなど特定パートを画面タッチで抜き出せるiPadアプリ「R-MIX Tab」リリース

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ローランドは、iPad上でiPodライブラリの楽曲を画像化し、ボーカルやギターなど特定の音に画面上でタッチすることで、カラオケや耳コピー用のデータが簡単に作成できる新感覚アプリ「R-MIX Tab」を、2011年12月8日からApp Storeで販売開始した。

9月の発表後、楽器フェアやローランドのイベントなどに出展され、注目を集めていたソフトウェアがついに入手可能となった。同時発表のMac/Windows版の「R-MIX」に先駆けての登場となったiPad版の「R-MIX Tab」は、画面タッチで操作するというiPadならではの楽しいアプリになっている。そのおもな特徴は以下のとおり。

・音楽を画像化して触って加工できる
・iPodライブラリの曲を使って、音質を保ったまま、カラオケや耳コピー用の作成が可能
・パン機能やループ機能、モーション機能などで、さまざまな加工が楽しめる

画面には再生中の音楽をグラフィカルに表示。横方向が左右の定位、縦方向が音程、色が音の大きさを示す。ボーカルや特定の楽器音にタッチして選択、音量をコントロールすることで、カラオケ作成やギター音のみを残して耳コピーに活用するといった使い方が可能なのだ。選択範囲は指でタッチして、自由な形状かつ複数のポイントを指定可能。選択範囲は長押しで移動させられるほか、iPadを傾けることで移動させられるのもiPadならではのおもしろさを感じさせるところだ。

指定した範囲の内側と外側で個別に音量が指定できるほか、パン(定位)も指定可能。範囲指定でのループ再生もできるので、耳コピーをはじめさまざまな使い方ができるはず。

ほかのiPadアプリ同様、DRM付き楽曲の再生はできない。また、加工後の音のファイル保存も対応していない。保存機能はMac/Windows版を待つことになる。

「R-MIX Tab」に使われているのが「V-Remastering」という技術。オーディオ信号に対して周波数ごとに「レベル」や「定位」といった音楽的情報を算出し、各音色のバランスから残響の再構成まで、トータルにコントロールするローランド独自の信号処理技術だ。この「V-Remastering」の技術をフルに使ったMac/Windows版「R-MIX」の発売は1月下旬予定(価格はオープン)。「R-MIX Tab」の機能に加え、音程とテンポの変更ができるほか、選択した楽器音にエフェクトをかけたり、編集データの保存も可能となっている。

◆R-MIX Tab
価格:850円
発売日:2011年12月8日

R-MIX Tab
R-MIX Tab
Roland Corporation
価格: 850円 iTunesで見る
◆R-MIX Tab 製品詳細ページ
◆ローランド
◆ローランド チャンネル
◆BARKS 楽器チャンネル
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