iPhone接続でエフェクト設定も! ヤマハから新開発プリアンプ&EQ、ハイブリッドチャンネル搭載、アナログとデジタルを融合したミキサー「MGP16X」「MGP12X」

ツイート

▲MGP16X
ヤマハは、プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、ヤマハ ミキシングコンソール「MGP16X」「MGP12X」を4月より発売する。

「MGP16X」「MGP12X」は、アナログミキサーとデジタルミキサー両方のノウハウを持つヤマハならではの“プレミアム・融合”をコンセプトとしたミキサー。「MGP16X」は10マイク入力/16ライン入力、「MGP12X」は6マイク入力/12ライン入力構成。

音質を決定する入力部にはこのモデルのために新規にチューニングを行ったディスクリートClass-Aマイクプリアンプ「D-PRE」を、イコライザーには往年の名機の独特の特性を再現した新開発の「X-pressive EQ」を搭載。さらにDSPによる高品位なエフェクトや新提案となる「ハイブリッドチャンネル」など、使用現場で求められる多数の機能を搭載しながら直感的な操作性を実現、現場でのオペレーターの作業を軽減する。

入力部に搭載された「D-PRE」は、ヤマハのハイエンド・レコーディング製品にも使用している高品位なディスクリートClass-Aマイクプリアンプ。増幅素子を多段構成としたインバーテッドダーリントン回路の採用で、中低域にふくよかな張りと艶を持たせながら高音域の開放感を感じさせる音質を実現。さらに、ハイエンドミキサーと同じく各チャンネルに独立したファンタムパワーの切り替えスイッチを設けており、不要なノイズトラブルを防止する。

イコライザーの「X-Pressive EQ」は、往年の名機と言われるイコライザーの特性を再現したもの。デジタルミキサーの研究・開発を通して得たノウハウを活かし、往年の名機と言われるイコライザーなどのアナログ機器のサウンドをデジタル機器で再現する研究により解析された特性をアナログで再現する、というコンセプトで開発されている。音質補正だけでなく、積極的なサウンドメイキングにも活用可能だ。

そして、新提案となる「ハイブリッドチャンネル」は、内部にフルデジタルで制御されるAD/DAコンバーターとDSPを搭載したもの。「Ducker」「Leveler」「Stereo Image」の機能を、デジタル処理を意識せず直感的に操作することが可能。周辺機器を接続しなくても固定設備や小規模イベントなどで使用されるさまざまな機能を使うことができ、現場でのオペレーターの作業を軽減することができる。


▲MGP12X
マルチエフェクターとして定評の「SPX」と高品位リバーブ「REV-X」を装備しているのも見逃せない。「MGP16X」「MGP12X」には、1985年発売以来、世界中のエンジニアに親しまれてきたマルチエフェクター「SPX」と、アナログミキサーでは初の搭載となる最新のリバーブプログラム「REV-X」の2つのエフェクトプロセッサーが搭載されているのだ。これらのプログラムは1つのパラメーターノブを操作するだけで簡単にその効果を調整できるようになっている。

iPhone/iPodのデジタル接続に対応するのもほかにはない特徴だ。これにより、イベントPAや固定設備の現場で、簡単に高音質な音楽再生が可能となる。さらにiPhone/iPod touch用のアプリケーション「MGP Editor」を用意。「ハイブリッドチャンネル」に搭載された3つの機能と、「SPX」「REV-X」の2つのデジタルエフェクトの詳細な設定を、より直感的に行うことができるようになっている。

現場で求められる信頼性に応えるための機能も搭載される。まず、本体デザイン性、堅牢性を向上させながらモバイルPAシステムや固定設備でのラックマウントニーズに柔軟に対応するラックマウントアングルを標準搭載。また、電源ノイズの軽減にも配慮した専用の金属ボディーシャーシを採用、1つのノブ操作で適切なコンプレッサー効果を実現する1-knobコンプレッサーも専用LEDを搭載するなど、既存機能からの進化を実現しているのも見所だ。

◆ヤマハミキシングコンソール MGP16X
価格:102,900円
◆ヤマハミキシングコンソール MGP12X
価格:81,900円
発売日:2012年4月

◆MGP16X/MGP12X ニュースリリース
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事をツイート

この記事の関連情報