beyerdynamicからライブパフォーマンス/ステージ使用に最適化したボーカルマイク「TOURING GEAR」シリーズ9モデル

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ティアックは、ドイツbeyerdynamic社の「TOURING GEAR」シリーズボーカル用マイクロホンを6月下旬より発売する。

beyerdynamic TOURING GEARシリーズは、ライヴパフォーマンス、ステージ上での使用に最適化されたマイクシリーズ。

激しいパフォーマンスや運搬に耐える優れた強度と、ライブにおいて求められるクリアなサウンドをスピーディーに生み出すことをコンセプトに設計。周波数特性はそれぞれのジャンルに最適化され、すべてのマイクにおいてトレブルレゾネーターと呼ばれる高域補正が行われているため、誰でも手軽にオーディエンスを納得させるクリアなサウンドを得ることができる。

「TG V」シリーズでは、ステージにおけるボーカルパフォーマンスをより感動的に演出できるよう設計されており、ターゲットとしたボーカルカテゴリーに特化した仕様となっている。

ラインナップは9モデル。どのようなボーカリストであっても自分に最適な「マイ・マイク」が見つけられる豊富なラインナップが揃っている。各モデルの概要は以下のとおり。

●TG V35d s
「TG V35d s」は、TOURING GEARシリーズのエントリーモデルとなるダイナミック型マイクロホン。ボーカル録音、アナウンスなどの用途において最初の1本に最適なモデルだ。

ボーカルやスピーチに最適なスーパーカーディオイド(狭指向性)の指向特性を持ち、周囲の不要な雑音を排除し狙った音を確実に収音。ダイアフラム(振動版)背面のサウンドホール、トレブルレゾネーターの採用によりクセがなく使いやすいワイドな周波数特性を実現。難しい録音テクニックを習得していなくても、手軽にクリアなサウンドが得られる。

汎用マイククランプと4.5mのマイクケーブルが付属しているため、購入してすぐに録音機器をはじめとする音響機器に接続可能。あわせて、収納に便利なケースも付属する。

●TG V50d、TG V50d s、TG V56c
「TG V50d」「TG V50d s」「TG V56c」は、ライヴパフォーマンスを重視するすべてのボーカリストに最適なステージ用ボーカルマイクのスタンダードモデル。ステージに立つボーカリストならば持っておきたい、「マイ・マイク」にふさわしいボーカル用マイクだ。

ステージでのボーカルパフォーマンスに最適化された周波数特性が特長で、至近距離のオンマイク使用においてそのパフォーマンスを発揮。近接効果による低域を得た上で、抜けの良い高域を出力し聴き取りやすいボーカルサウンドを届ける。

強固なボディに施された高級感あるコーティングにより得られる優れたさわり心地もエントリーモデルとは比較にならない仕上がり。「TG V56c」では、振動を吸収するショックマウント機構も搭載する。また、3モデルとも頑強でありながら300gを下回る軽量設計で、長時間の使用でも疲れないのもメリット。

「TG V50d」「TG V50d s」はダイナミック型、「TG V56c」はコンデンサー型となっており、求めるサウンドにあわせて選択可能。女性ボーカルなど、よりきめ細やかなサウンドを求める場合は「TG V56c」が最適。

●TG V70d、TG V70d s、TG V71d
「TG V70d」「TG V70d s」「TG V71d」は、ロックボーカリストに贈る低域と大音量ステージに最適化したステージ用ボーカルマイク。 パワー溢れるロックボーカルが観客に感動を与えるはず。

「TG V70d」「TG V70d s」では25Hzという超低域から伸びる周波数特性が特長で、パワフルなロックボーカル、シャウト、ボイスパーカッションなどボーカルの低域が音楽性に対し重要な意味を持つタイプの音楽において、確実にその低域をオーディエンスに伝えることが可能。ハウリングに対しても強い耐性を示し、大音量のステージ内で安心してステージングに集中することができる。

強固なボディに施された高級感あるコーティングにより得られる優れたさわり心地もエントリーモデルとは比較にならない出来。従来機種よりさらに進化したカプセルショックマウントにより、激しいステージングによるノイズも吸収する。

さらに「TG V71d」は大音量のステージ使用にフォーカスしたモデルで、低域特性を35Hzからに調整することで、モニターによる低域の回りこみを抑え快適なステージを提供する。

●TG V90r
「TG V90r」は、「リボンサウンド」をライヴでもオーディエンスに届けたいボーカリストにとって最良の選択となりえるステージ用リボンマイク。

リボンマイクの柔らかく、優しく、それでいて繊細なサウンドは周波数特性やスペックに現れるものではない。「リボンサウンド」をライヴで得るということは、リボンマイク自体が市場に少ないため非常に困難なものだった。その緻密な構造はそもそもライブでの激しい使い方に向いているものではなく、これまでにライヴ用リボンマイクと言えるものはそれこそ名機M500しかなかった。

beyerdynamicはその高い技術力によって、現代のステージにマッチする「ステージ用リボン型ボーカルマイク」を実現。美しいシルバーボディに収められたコンプレックス・サウンド・ラビリンスの中に配置された約2ミクロンのリボンが生み出すサウンドは、他のマイクでは得ることができないもの。「TG V90r」を使うことで、ライヴにおいても柔らかく優しいボーカルサウンドを実現できるはず。

●TG V96c
「TG V96c」は、ライブで「典型的コンデンサーマイクサウンド」を得たいボーカリストにとって最良の選択となりえるステージ用コンデンサー型ボーカルマイク。

ダイナミックマイクのワイルドでパワーのあるサウンドは非常に魅力的であり、その耐久性の高さからライヴ用ボーカルマイクとしてこれまで広く使われてきた。しかしながら、繊細で緻密、原音を忠実に再現する「典型的コンデンサーマイクサウンド」も、ボーカリストにとっては非常に魅力的なサウンドといえる。 beyerdynamicはその高い技術力によって、ステージでの使用に耐え、「典型的コンデンサーマイクサウンド」をライヴでも使用可能にする「ステージ用コンデンサー型ボーカルマイク」を実現した。

コンデンサーマイクを厳しい条件のステージで使用する上で大きな不安要素である耐久性、ハウリング耐性を追求した構造が特徴。2重のマイクグリルに保護されたカプセルはさらに2重のメッシュで保護され、心臓部である極めて精巧なホイル・ダイヤフラムは音響的に中性の特性を持つブロンズの層によって保護されている。この複数構造のグリル部は音質の向上にも大きく貢献しており、特殊な背面電極構造とも相まって、リニアな周波数特性と周波数帯域に依存しない安定した指向特性を実現している。これらさまざまな技術が結集することにより、ハウリングに強いコンデンサーマイクが生まれたというわけだ。 「TG V96c」を使うことで、ライヴにおいても緻密かつ繊細なボーカルサウンドを届けることができるはず。

◆ダイナミック型マイクロホン TG V35d s
価格:オープン
◆ダイナミック型マイクロホン TG V50d
価格:オープン
◆ダイナミック型マイクロホン TG V50d s
価格:オープン
◆コンデンサー型マイクロホン TG V56c
価格:オープン
◆ダイナミック型マイクロホン TG V70d
価格:オープン
◆ダイナミック型マイクロホン TG V70d s
価格:オープン
◆ダイナミック型マイクロホン TG V71d
価格:オープン
◆リボン型マイクロホン TG V90r
価格:オープン
◆コンデンサー型マイクロホン TG V96c
価格:オープン
発売日:6月下旬

◆TG V35d 製品詳細ページ
◆TG V50d、TG V50d s、TG V56c 製品詳細ページ
◆TG V70d、TG V70d s、TG V71d 製品詳細ページ
◆TG V90r 製品詳細ページ
◆TG V96c 製品詳細ページ
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