BOSS、LOOP STATIONに卓上型モデル「RC-505」が登場! 5つのループ・トラック&強力なエフェクトを装備

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ローランドは、「LOOP STATION(ループ・ステーション)」の最新モデル「RC-505」を、BOSSブランドにて発売した。

「LOOP STATION」は、さまざまな楽器演奏の短いフレーズを次々に重ねて録音/再生しながら、ひとりでも多彩なパフォーマンスが可能な、ルーパーというカテゴリに属するライブ・パフォーマンス用の機材だ。

ここ数年、リズムやフレーズを途切れることなく繰り返し録音/再生(ループ)させながら、即興の音楽をつくる独創的な演奏スタイルが脚光を浴び、欧米を中心に人気が高まっているが、その火付け役となったのが、この「LOOP STATION RCシリーズ」なのだ。これまで床置き型のモデルでラインナップを展開してきたRCシリーズだが、新モデル「RC-505」はシリーズ初となる卓上型の新デザインで登場した。

卓上型=テーブルトップ・モデルの「RC-505」は、ボイス・パーカッショニストなどボーカル系パフォーマーが、DJ感覚で手元操作できる、新しいフレーズ・ルーパー。複数のパート(ループ・トラック)を組み合わせ、ライブで劇的な効果を加えながら、独創的なループ・パフォーマンスを行うことができる。

本体に5つのループ・トラックを搭載。ループの長さやテンポ、プレイ・モードなどを自由に組み合わせ、多彩なソロ・パフォーマンスが生み出せる。ロック系ドラムやラテン系パーカッションなど多彩なリズム・パターンなど豊富なパターンを内蔵しているのもポイント。演奏する曲のあらゆるジャンルに対応する。5つのトラックとリズムの組み合わせは、最大99種類まで本体に保存でき、最長約3時間のステレオ録音が可能だ。

ユーザーインターフェイスは非常に直感的。5つの各トラックに「ループ・インジケーター」を搭載。トラックの状態、ループの位置、再生レベル(音量)がひと目でわかるようになっている。円状のインジケーターは各フレーズの時間にあわせ1回転し、録音時にはテンポに合わせて点滅するなど、トラックの状態を視覚的に確認しながら、スムーズにループ演奏が行える。

さらに、「録音/再生ボタン」は指先で押しやすい大型ボタンになっている。自照式で暗いステージでも瞬時に録音/オーバーダブ/再生の状態を把握できるのが秀逸。また、各トラックに専用スライダーが用意されるのも便利。トラックの音量をスライダー操作でスピーディーに調整することができる。また、全トラックの同時スタート/同時ストップはボタンひとつで操作可能。たとえば、演奏中にブレイク・ポイントを作るなど、ダイナミックな演出が行えるのだ。そして、アンドゥ/リドゥ機能で、録音/オーバーダブのやり直しも簡単だ。

ルーパーでのパフォーマンスに欠かせないのがエフェクトの存在。まずはボーカルやギター/ベースなどの入力音にエフェクトをかけることができる「インプットFX」。多彩なライブ・パフォーマンスを生み出す強力なエフェクトは実に21タイプを内蔵。音を連続的にカットする「SLICER」、ギターをベース・サウンドに変化させる「GUITAR TO BASS」をはじめ、声にワイルドな効果を与えるボーカル用ディストーション(歪みのエフェクト)やロボット・ボイスなど、ボーカルに効果的なエフェクトも多数搭載する。さらに、本体の「INPUT FX」つまみでエフェクトのかかり具合をリアルタイムにコントロール可能。使用頻度の高いエフェクトは3つの専用ボタンに設定して、演奏中でもボタンひとつでエフェクトを素早く呼び出せるのも心強い。

「インプットFX」に加えて、再生トラック専用のユニークなエフェクト「トラックFX」も内蔵。たとえば、DJのように演奏できる効果「VINYL FLICK」は、本体の「TRACK FX」つまみでターンテーブルの回転スピードを自在にコントロールでき、曲にアクセントをつけることができる。インプットFX+トラックFXを組み合わせることで、これまでにないサウンドを生み出すことが可能だ。

接続性の高さも魅力の1つ。マイク、ギター/ベース、キーボード、オーディオ・プレーヤーなど、さまざまな機器の入力に対応。ファンタム電源対応のXLRマイク端子、ステレオ入力に対応するINST端子を装備。MP3プレーヤーを接続できるAUX入力端子も備え、バッキング・トラックを再生しながらのパフォーマンスも行える。

さらにUSBケーブルでパソコンとの接続が可能。リアルタイムでPCとオーディオ・データをやりとりするほか、データのバックアップや、パソコンのWAVファイルをループ・フレーズとして事前に読み込んでおくことも可能となっている。

サイズは420×210×68mmで、重量は1.4kg。電源は付属のACアダプターを使用する。本体のボタンのほか、フットスイッチ、エクスプレッション・ペダル(オプション)の利用も可能だ。

「RC-505」で実際どんなパフォーマンスができるのか? 興味を持った人は、まずはローランドのサイトの製品解説ムービーをチェックしてほしい。

◆RC-505
価格:オープン
発売日:2013年5月24日

◆RC-505 製品詳細ページ
◆RC-505 製品解説ムービー - LOOP Station RC-505 DEMO Performance
◆BOSS
◆ローランド
◆ローランド チャンネル
◆BARKS 楽器チャンネル
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