「VOCALOID Editor for Cubase NEO」がCubase 7全グレードで使用可能に、Job Pluginの対応も拡大

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ヤマハは、歌声合成ソフトウェア「VOCALOID」の機能をSteinberg Media Technologies GmbH(スタインバーグ)の音楽制作用DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトウェア「Cubase(キューベース)」に組み込むソフトウェア「VOCALOID Editor for Cubase NEO」のバージョンアップを行う。このバージョンアップにより、「Cubase 7 シリーズ」の全グレードで「VOCALOID」を使った楽曲制作が楽しめるようになる。また、ボーカロイドの楽曲データに対してさまざまな処理を一括して行う「VOCALOID3 Job Plugin」の対応も拡大する。

「VOCALOID Editor for Cubase NEO」は、スタインバーグのソフトウェア「Cubase 7 シリーズ」に組み込むことで、WindowsまたはMacのいずれの環境でも「VOCALOID」を使った楽曲制作が可能となるソフトウェア。今回実施されるバージョンアップにより、フラッグシップモデルの「Cubase 7」やミッドレンジグレードの「Cubase Artist 7」だけでなく、エントリーグレードの「Cubase Elements 7」や、ハードウェアに同梱される「Cubase AI 7」「Cubase LE 7」でも使えるようになる。

これらのDAWソフトウェアのユーザーは、「VOCALOID Editor for Cubase NEO」と「VOCALOID3」対応の歌声ライブラリをインストールすれば、気軽にバーチャルボーカリストを使った楽曲制作を楽むことができる。「Cubase」の環境では、歌声のパートと伴奏のパートの制作を並行して進めることが可能となり、「Cubase」の豊富な機能を使って、他のパートも含めた入力・録音から音質の調整などのミキシング、トラックダウンまでの楽曲制作を一貫して行えるようになる。

「Cubase 7 シリーズ」全グレードに対応するアップデータは、近日中に公開を予定している。

また、「VOCALOID Editor for Cubase NEO」は、今回のバージョンアップにより、WindowsだけでなくMacの環境においても「VOCALOID3 Job Plugin」に対応する。この対応により、入力した音を四分音符に変える、スタッカートにするなど、さまざまな処理を一括でボーカロイドのデータに行うことができ、楽曲制作や仕上げの効率が向上する。

「VOCALOID3 Job Plugin」に関するアップデータは、10月9日よりすでに公開済みとなっている。これによりWindows環境での「VOCALOID3 Job Plugin VocaListener」の使用も可能になる。ただし、「VOCALOID3 Job Plugin VocaListener」は、Macの環境には対応していない。

なお、「VOCALOID Editor for Cubase NEO」「VOCALOID Editor for Cubase」は単体では使用できない。別売の「VOCALOID3」対応歌声ライブラリと、DAWソフトウェア(製品版:「Cubase 7」「Cubase Artist 7」「Cubase Elements 7」、バンドル版:「Cubase AI 7」「Cubase LE 7」のいずれか)が必要となる(Windows環境では、インポート作業により「VOCALOID2」対応の歌声ライブラリも使用可能となる)。また、「VOCALOID Editor for Cubase NEO」は、Win/Mac両方の環境に対応。「VOCALOID Editor for Cubase」は、Win環境のみ対応する。

◆VOCALOID Editor for Cubase NEO 製品詳細ページ
◆ボーカロイド公式サイト
◆スタインバーグ
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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