島村楽器から2万円以下の電子ドラム「JOY DRUM2」登場、セッティング次第で子供も大人も気軽に楽しめる

島村楽器は、電子ドラム「JOY DRUM2」（ジョイ ドラムツー）を発売した。

「JOY DRUM2」は、“誰でも気軽にはじめられるドラム”をテーマに開発された電子ドラム。組み立てて、スピーカーかヘッドホンをつなぎ、あとはスローン（ドラム専用の椅子）を用意すれば、すぐに演奏が楽しめる。各パッドの高さは自由に変えられるので体の大きさに合わせてセッティングが可能。この1台で子供から大人まで演奏することが可能だ。

ドラム購入時に高い壁となる「価格」「騒音」「振動」「サイズ」の問題がクリアされているのも注目だ。まずは「価格」。19,800円（税込）という低価格でありながら、リバーブやクリックのボタン操作をはじめ、11種類のドラム音色を基本とした32バリエーション音色など、ドラムを楽しく演奏するための機能を搭載している。

続いて「騒音」と「振動」について。近年の住宅環境（集合住宅も含む）に適応した低騒音設計を各ペダルの採用で、周りを気にせず演奏することができる。

そして、「サイズ」。使用中のスペースがコンパクトサイズ（通常のセッティングで110×90cm）となっているだけでなく、使用後の収納スペースにも配慮。パッドを内側に折りたたむことができるよう設計されているので、使わない時には押入れの隅にしまっておくことも可能。重量も10kgに抑えられているので、組立てたままワゴン／ミニバン車などに積み込むことが可能。ステージ演奏など屋外への持ち出しもカンタンだ。

従来のモデルよりドラムフレームを太くして、安定性がアップしているのもポイント。大人のパワフルな演奏にも耐えられるようになっている。また、よりリアリティを重視する人向けには、好みのキックペダルが取り付けられるキックパッドセット「JOY KICK PAD SET」（別売り）への組み替えも可能となっている。

音源部は、さまざまなジャンルに対応する11種類のドラム音色（ROCK／JAZZ／METAL／BLUES／POWER／TECHNO／MARCH／LATIN／TAIKO／TIMBALE／FUSION）を基本に、44.1kHzのサンプリンググレードでクリアな音質の合計32バリエーション音色をプリセット。叩く強弱を128段階で再現できるフォース・ベロシティ・センサーの搭載で、強弱を生ドラムのように再現し、演奏の微妙なダイナミクスを表現できる。

このほか、ステージで演奏しているような臨場感を演出するリバーブ機能や、ドラム練習に欠かせないメトロノーム機能も搭載。ステレオライン入力端子を利用すれば、CDプレーヤーやポータブル・オーディオプレーヤーなどを接続して、好きな曲とミックスして楽しく演奏することも可能。さらにMIDI入出力端子を備えるので、、外部音源やDTMのソフトウェアのMIDI入出力デバイスとしても利用できる。

＜おもな仕様＞
キット構成：バスドラム・ペダル、スネア、ハイハット、ハイハットペダル、タム×3、クラッシュ（シンバル）×2
ドラムキット音色：11種類（32バリエーション音色）
サウンドモジュール・サンプリングレート：16bit、44.1kHz
コントロール：電源スイッチ、上下ボタン、パッチ（バリエーション音色）ボタン、リバーブボタン、クリック（メトロノーム）ボタン、ボリュームつまみ
クリック（メトロノーム）：テンポ＝30 ～ 250、ビート（拍子）＝3種類
接続端子：ラインアウトR/L（モノラル・ホン）、ヘッドホン（ステレオ・ミニ）、ラインイン（ステレオ・ミニ）、 MIDI IN/OUT（5ピン DIN）、DC IN（ACアダプター）
電源：DC12V（AC アダプター付属）
消費電流：500ｍA
重量：10kg
通常組み立て外寸：（W）900×（D）560×（H）1080mm
付属品：取扱説明書、スティック、ACアダプター（AU-7070U）
オプション：JD2 KICK PAD SET（6,800円）、ドラムスローン（ドラム専用椅子、6,800円）

◆JOY DRUM2
価格：19,800円

◆島村楽器
◆BARKS 楽器チャンネル