稀少な銘器BadCat USAギターアンプを島村楽器が猛烈アピール! ハイエンド・ブティックアンプを聴く

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■山口和也インタビュー

「まだ現場で活躍させてはいないんですけれども、弾いてみた感触はすごくよくて、今後いろいろ使っていきたい」と、すでに発売以降使用している「Hot Cat 30」について語る山口和也。現在は、クリス・ハート、ジュンス(JYJ、ex.東方神起)、声優の今井麻美などのサポートのほか、教則本の執筆やデモンストレーター、セミナー講師などで活躍中だ。単独インタビューではさらにBadCat USAアンプの魅力を聞いた。

──一番気に入ったポイントは?

山口:一発目は、やっぱりクリーンがしっかり出るということ。そこがしっかりしているのが重要。まず、クリーンがけっこう重要視するところで……。そこが出てたので、ああ、これはもう問題ないな、っていう感触で。Hot CatとBlack Catのどちらがお気に入りかというと、いろんなスタイルで演奏できるっていうHot Catはいいなと。Black Catはガツッと一発の音色で、ブルースギタリストがアンプ直結でやるようなイメージだったので。自分で使うとなると、Hot Catというイメージ。

──ルックスもいいですよね。ロゴが光るのも、なかなかないですよね。

山口:若いバンドマンとか絶対食いつくと思うんですけど。やっぱりヒュースケン&ケトナーとか、ああいう青く光るのとかみんな好きじゃないですか? ステータスになるっていうか、『これ使ってんだぜ!』みたいな。

──出力的に30Wというのは足りなくはない?

山口:十分ではあると思うんですよ。そのあたりは心配してないです。十分出るし、実際に。30Wって聞くとちっちゃいアンプ、ちっちゃい出音を想像しがちですけど、そんな印象もなく。問題なかったですね。VOXより抜ける。弾いた印象は。ガツッっと出てくれるというか。音が作りやすいですね。『なんかこもるな』とかそういうことがなくて。つまみをずっといじってるような感じもなくて、パッと、『これでいいかな』みたいな感じ。Hot Cat以外のモデルは、実はしっかり弾いたのが今日が初なんですけど。でも、音決めなんて『これでぜんぜんOK!』みたいな。ほんとにざっくりと。もっと詰めていけばいろいろあるのかもしれないですけど、ぜんぜんそれでも問題ない音がしてた。

──やっぱりベーシックがしっかりしてるからですかね?

山口:共通したトーンはあるかなあ、とは思いますね。やっぱり。

──長く付き合っていけそう?

山口:そうですね。うん。一生もん的な。さっきも(試奏するのに)どっちのギターがいいかなと話してたんですけど、ギターを変えてもぜんぜんトーンが変わってくるので……。バツッとおいしいところがそれぞれ出てくれるというか。レスポールならレスポールらしい音がしてるし、ストラトならストラトらしい、いい音がしてた。クセっていうのはないですね。中域のコシみたいなのが共通してあるんですけど、変わったアンプっていう感じはぜんぜんない。使いやすい、っていう印象ですね。

──どんなジャンルに合いそう?

山口:Hot Catはなんでもいける。スラッシュメタルってなるとちょっと違うと思うんですけど(笑)。ハードロックから……モダンなつめたーい音を出したかったらMETAL ZONEとかつながないといけないかもしれないんですけど、それ以外だったらなんでもいけそうな感じ。Black Catの方は、ブルースギタリストとか、バンドのギター/ボーカルの人とかがテレキャスでかき鳴らすみたいな、そんなイメージが僕の中にはあります。

──リバーブあり・なしのモデルがありますが、リバーブの印象は? すごくアナログなスプリング・リバーブですよね?

山口:今日の試奏モデルではBlack Catでリバーブをかけてたんですけど(その他のモデルはリバーブなし藻モデル)。ピョンピョンしたような感じの印象ではないですね。使いやすい。減衰も自然なので……。さっきも「リバーブかけてました?」って言われたんですけど。そんなに深くはかけてなかったんんですけど。たぶん、みんなが「リバーブだ!」ってなる感じのリバーブじゃなくて。わりと「かかってますよね」みたいな。

──わざとらしいリバーブってありますよね。

山口:そうそう。「サーフ・ロックじゃないんだから」みたいな。そういうんじゃなくって。いい感じだと思います。Fenderとはまたちょっと違うかな、っていう感じですね。

──最後に、このアンプを買いたい思ってる方にメッセージを。

山口:実はこれ、カスタムできるんですよね。色とグリル。だから、赤とか青とか、オーストリッチ柄とか革も変えられるですよ。だから、もしお金に余裕があったら(笑)、そのあたりもやってみるといいんじゃないかな、と。あと、スピーカーを2発にできたりとか。また重くなりますけど(笑)。自分好みのカスタムもできるので……。高級アンプだからやっぱり買ったらずっと使うはずなんで、そうなってくると、自分なりのオリジナルのモデルっていうのはもっと愛着がわくと思うんで、そのあたりを検討してもいいんじゃないかなと。


◆Black Cat 30/Black Cat 30R 製品詳細ページ
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◆島村楽器
◆BARKS 楽器チャンネル
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