ヤマハのサイレントブラスなどが「Red Dotデザイン賞 プロダクトデザイン2014」を受賞

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▲上段左がRed Dotデザイン賞2014のロゴ。右はサイレントブラス。下段はRelit LSX-700(左)とTyros5(右)。

ヤマハの金管楽器用消音システム「サイレントブラス」、アレンジャーワークステーション「Tyros5」、ライティングオーディオシステム「Relit LSX-700」が、ドイツのデザイン賞「Red Dotデザイン賞2014」において、「Red Dot デザイン賞 プロダクトデザイン2014」を受賞した。

「Red Dotデザイン賞」(主催:ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター)は、世界最大級のデザイン賞のひとつで、「プロダクト」「コミュニケーション」「コンセプト」の3部門から構成される。「プロダクト」部門では、過去2年以内に全世界で製品化された優れたデザインを対象に、デザインの革新性、機能性、などから審査される。今回は、世界53カ国から合計4,815点の応募があった。

ヤマハでは、1997年(平成9年)から合計12件が「Red Dotデザイン賞」を受賞しており、今回で合計15件目の受賞となる。なお、「サイレントブラス」は「2013年度グッドデザイン金賞」「iFプロダクトデザイン賞」に続く、3度目の主要デザイン賞受賞となった。

今回受賞した3件は、それぞれ異なるデザインポイントを持っているが、その根底に共通してある「長く愛用されるもの」「価値が徐々に高まっていくもの」「簡潔なデザインを基本とする」「厳選された素材と仕上げの美しさのバランス」というヤマハデザインの 4つの基本的な考え方が具現化・具体化されたものとしている。

受賞製品の概要は以下のとおり。

●金管楽器用消音システム「サイレントブラス」 (「SB3X」「SB5X」「SB6X」「SB7X」)

演奏音をささやき声程度に軽減することで、場所や時間を選ばない演奏を可能にする「ピックアップミュート」(消音器)と「パーソナルスタジオ」(ヘッドホンアンプ)からなる金管楽器用消音システム。高い消音性能を実現しつつ、独自の信号処理技術により臨場感を高めることで、心地よい音の響きを楽しめる。余計な造形要素を削ぎ落としたシンプルで機能的なデザインのピックアップミュートは、そのユニークな形状によって、楽器への着脱を容易に行えるだけでなく、楽器に装着したまま楽器ケースに収納できるコンパクトなサイズとなっている。なお、「サイレントブラス」の受賞は、昨年より各国で発売されている「SB3X」「SB5X」「SB6X」「SB7X」が対象。

●ライティングオーディオシステム「Relit LSX-700」

スマートフォンやタブレット端末などのBluetooth対応機器から音楽コンテンツを手軽にワイヤレス再生できるオーディオ機能と、インテリアとしても美しいフロアスタンド間接照明機能が一体になったライティングオーディオシステム。音源と光源を同じ位置にすることで、その光は、まるで音を可視化したかのような印象を見る者に与える。洗練された外観から放たれる心地よい音楽とやわらかな灯りが、これまでにない音楽の味わい方をもたらす。

●アレンジャーワークステーション「Tyros5」

2002年の初代製品の発売以来、欧米で販売され(国内では販売されていない)、高い評価を受けてきたアレンジャーワークステーション「Tyros」シリーズの最新機種。これ一台でライブ演奏から音楽制作までこなすことができる。途切れのないキャラクターラインがパフォーマーとオーディエンスの一体感を高め、鍵盤左右の斜面は、演奏時の円滑な操作を可能とにし、パフォーマーの集中力を高め、最高の演奏を引き出す。どの角度から見ても変化のある豊かな表情を持つシルエットは、ライブ会場のどこに置かれても圧倒的な存在感を示す。


◆ヤマハ
◆Red Dot Online
◆BARKS 楽器チャンネル
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