ローランドから新コンセプトの“演奏できるミキサー”「MX-1」登場、AIRAシリーズとUSB接続で最強パフォーマンスを実現

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ローランドは、ダンス・ミュージックのライブ・パフォーマンスに最適な“演奏できるミキサー”として、AIRAシリーズとのUSBオーディオ・ミキシング機能を搭載したミックス・パフォーマー「MX-1」を、3月より発売する。

◆「MX-1」~動画~

ミックス・パフォーマー「MX-1」は、ダンス・ミュージックに求められる即興的なミキシング・パフォーマンスに対応する、新しい発想の“演奏できるミキサー”。

AIRAシリーズで好評のステップ・エフェクターやパソコンとの連携機能を搭載しており、AIRAシリーズ各機種とのUSB接続により、快適なパフォーマンス環境を実現する。また、AIRA以外のダンス・ミュージック関連機器との接続にも対応。より拡張性の高いダンス・ミュージック・パフォーマンス環境を構築できる。

「AIRAシリーズ」(2014年3月発売)は、ダンス・ミュージック分野に向けた最先端のデジタル・ツール。現在までSYSTEM-1、TR-8、TB-3、VT-1が発売されている。演奏時のアイデアを瞬時にカタチにし、リアルタイムに最高のパフォーマンスを発揮できるよう開発。往年の名器を精密にモデリングするだけでなく、リアルタイム・パフォーマンスと音楽制作の垣根を越えるべく、さまざまな新機軸を搭載したことにより、発売以来、多くのミュージシャンに愛用されている。そのAIRAシリーズの各製品をUSBケーブルで接続するだけで、ミキシングが可能になるのが「MX-1」というわけだ。


▲フェーダーは、暗い場所でもセッティング状態がひと目でわかるLED照明付き。全チャンネルでそれぞれ10種類のFILTER、EQ、ISOLATORからトーン/フィルター・ノブで調節可能。各チャンネルのミュート・ボタンは瞬時にアクセスできるよう配置。

注目は、即興的なミキシング・パフォーマンスに対応する多彩な機能。外部機器とのMIDI同期が可能な16ステップの「ビート・エフェクト」、音を連打する斬新なサウンドが好評な「スキャッター」を含む6種類のマスター・エフェクトや、ミキサーの各インプットにあるイコライザーやフィルターなど、“演奏できる”機能が充実。1系統のAUXセンド/リターンも装備しており、外部エフェクターとの連携も可能。「シーンメモリー機能」も搭載し、コンパクトなボディながらデジタル・ミキサーとしての基本機能も充実している。


▲4つのAIRA LINK USBポートを搭載、1本のUSBケーブルでAIRA製品のオーディオ、MIDIを転送。ポートの1つはTB-3やVT-3などのAIRA製品にバスパワーを供給可能。

ミキサーとしての仕様は、アナログ6ch、デジタル2chの計8chオーディオ入力に加え、AIRAシリーズ専用のUSBオーディオ入力4系統/8chとパソコンのUSBオーディオ入力1系統/2ch。また、パソコンと接続して音声データをやり取りするためのUSB MIDIインターフェース機能を搭載。さらに音楽制作用ソフト(DAW)のトラックと「MX-1」のミキシング・トラックを同期させ、各種操作が行えるコントロール・サーフェース機能も装備する。

複数のUSBオーディオをデジタル信号のままミキシングする「USBオーディオ・ミキシング機能」は、「MX-1」が世界で初めて搭載したもの。既存のAIRAシリーズ用に装備された4つのUSBコネクターにUSBケーブルで接続するだけで、外部接続機器も含めてデジタル・オーディオとMIDI情報の送受信や同期演奏が可能となる。


おもな特徴

・アナログ6チャンネル、デジタル1チャンネル(ステレオ)、AIRA 4チャンネル(ステレオ)、PC1チャンネル(ステレオ)の合計18チャンネル入力のパフォーマンス・ミキサー。
・TRスタイルのボタンを備え、ステップ入力が可能なBEAT FXを3種類搭載。
・大型専用ノブによるコントロールが可能な6種類のMASTER FX装備。
・BEAT FXとMASTER FXはどの入力にも適用可能。BEAT FXはチャンネルごとにエフェクトの設定が可能。
・ステップ・シーケンサーを用いてMASTER FXをテンポに合わせて切り替えるコンビネーション機能。
・AIRAシリーズとUSBケーブル1本でシンプルに接続できる4つのAIRA LINK USBポートを搭載。
・すべての入力をDAWに直接送信でき、オーディオ・インターフェースとして機能するエクスターナル・ミキシング・モード。
・DAWのMIDIコントローラーとして機能するコントロール・サーフェス・モード。
・入力音をヘッドホンで確認するDJスタイルのキュー・モニタリングや、専用ボタンで即座のミュート操作を実現。 フェーダー・カーブはチャンネルごとに6種類からセレクト可能。
・チャンネルごとに10種類のEQ、FILTER、ISOLATORを設定できるTONE/FILTER FX。
・MX-1本体をマスターとして接続機器のテンポ同期、シャッフル、タップ・テンポなど充実のテンポ・コントロール機能。
・チャンネル・セッティング、エフェクトなどの設定を64個までメモリーし、瞬時に呼び出せるシーン・メモリー機能。

◆MX-1
価格:オープン
発売日:2015年3月



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