TASCAM、GPS情報をレコーダーの録音ファイルに埋め込める新機能を持つV1.20ファームウェア公開

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ティアックは、TASCAMブランドのリニアPCMレコーダー「DR-22WL」「DR-44WL」用の「V1.20ファームウェア」を公開した。ユーザーはTASCAMのウェブサイトから無償でダウンロードでき、自身でアップデートが行える。

「DR-22WL」「DR-44WL」は、Wi-Fi経由での古リモートコントロールを実現したリニアPCMレコーダー。最新ファームウェアV1.20では、録音ファイルに録音セッティング情報を埋め込めるXRI(eXtended Recording Information)機能が新たに搭載された。

XRI機能では、どのレコーダーで録音され、どのような録音レベルで、どの入力の音が使われたのか、BWFフォーマットの音声ファイルに対してセッティング情報を音声とともに記録することが可能。録音のセッティングを後から確認できるため、レコーディングのノウハウを蓄積しやすくなるというメリットがある。

さらに、Wi-Fi経由で接続されたスマートホンアプリ「TASCAM DR CONTROL」からリモートコントロールを行っている場合は、スマートホンで取得したGPS情報も埋め込むことが可能。屋外での野鳥、環境音、電車の走行音、航空機の録音などのレコーディングにおいて非常に便利になっている。

なお、XRI機能は、「DR-22WL」「DR-44WL」以外のTASCAMリニアPCMレコーダー、アプリケーションへの展開も予定されている。また、さまざまなレコーダーにXRI機能が搭載されることで、より高い利便性が提供できるとしており、仕様の公開も予定している。

その他、ファームウェアV1.20のおもな特徴は以下のとおり。

・録音ファイルにGPS情報やセッティング情報を埋め込むXRI機能を搭載
・レベルオーバーの箇所を特定できるピークマーク機能
・重要なファイルを保護できるプロテクト機能
・再生中のマーク付与に対応
・マークスキップモードの選択を追加(ALL/MANUAL/LEVEL/TIME/PEAK/OFF)
・マークの単体削除、一括削除に対応
・空フォルダの削除に対応

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