ローランドから振動を大幅に解消し自宅練習に最適な電子ドラム「TD-11KQ-S」と打撃音を最大85%削減したペダル2種

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ローランドは、静粛性を高めた新開発のペダルを搭載した自宅での演奏に最適な電子ドラム・セット「V-Drums TD-11KQ-PS」と、ペダル単体の「KT-9」「FD-9」を4月23日より発売する。

◆「TD-11KQ-S」~画像&映像~

ローランドの「V-Drumsシリーズ」はプロも認めるサウンドと、静粛性と演奏性を両立するメッシュパッドで人気の電子ドラム。アコースティック・ドラムに比べ圧倒的に静かだが、その一方でバス・ドラムやハイハット・シンバルのペダルを踏むアクションによる打撃音や振動は床面を通じて階下にも伝わりやすい。そのため集合住宅などでは近隣の迷惑になることも少なくなかった。そうした悩みを解消できるのが今回の新モデルだ。

ローランドでは自宅で気兼ねなくドラムを演奏できるよう同室内での騒音を85%、階下へ伝わる騒音を63%削減し(同社比)、静粛性を高めたバス・ドラム用のペダル「KT-9」と、メカノイズを低減したハイハット・シンバル用のペダル「FD-9」を新開発。これらのペダルを組み込んだ電子ドラム・セット「TD-11KQ-PS」を発売する。ペダル単体でも発売されるので、手持ちの電子ドラム・セットに組み込むことが可能だ。


▲キック・トリガー・ペダルKT-9(左)とハイハット・コントロール・ペダルFD-9(右)。

バス・ドラム用ペダル「KT-9」は、バス・ドラムを鳴らすビーターによる打撃機構を排除した「リンク構造」を新開発。打撃音をなくすことで、従来のキック・トリガー・ペダル「KD-9」と比べ、騒音を大幅に削減している。さらに打撃構造の排除で省スペースのデザインも実現。可搬性にも優れ、ステージやスタジオに持ち運びやすくセッティングの手間も低減した。昼間は従来のビーター付きペダル、夜間は「KT-9」に組み替えるといった使い方で、セカンドペダルとしても最適だ。


▲バス・ドラムを鳴らすビーターによる打撃機構を排除、センサーで感知することで騒音を大幅に削減(左)。両ペダルともサイドには羽状のフットが安定性を高めている(右)。

ハイハット・シンバル用ペダルの「FD-9」も「リンク構造」を採用、踏み込み時に発生するメカノイズを低減した。ペダルを踏み込む音を抑えることで、従来のハイハット・コントロール・ペダル「FD-8」と比べ、同室での騒音を50%削減、階下への騒音も15%削減している。


2つのペダルとも、両サイドに付きだした羽状のフットにより、優れた安定性を実現。踏み込みのエネルギーをロスせずに感知することが可能となり、演奏者の表現を余すことなく音源に伝達する。また、ペダル上部にあるつま先ストッパーにより足の位置が定まり、激しいペダルワークでも安心して演奏することが可能だ。

これらを組み込んだ電子ドラム・セット「TD-11KQ-PS」は、音源モジュールにSuperNATURALサウンド・エンジン搭載の「TD-11」を採用。表現力豊かで自然なサウンドに加え、さまざまな音楽ジャンルのバッキング・ソング、「Quick REC機能」、「コーチ・モード」、USB MIDI/AUDIO機能、USBメモリーへのデータ保存など、便利な機能を豊富に備える。スネアとタムは自然な打感と優れた静粛性を備えたメッシュ・ヘッド仕様のVパッド、クラッシュとライドは専用設計のVシンバルを採用する。

ローランドでは、このほか別売りの電子ドラム用防振製品「NOISE EATER(ノイズ・イーター)」シリーズを用意。ラインナップは、ペダル用ボードタイプ「NE-10」、スタンド脚用小型タイプ「NE-1」、Vドラム用防振ベース「NE-100B」の3製品。これらと組み合わせると、階下への騒音を一層低減できる。


製品情報

◆V-Drums TD-11KQ-PS
価格:オープン
◆キック・トリガー・ペダルKT-9
価格:オープン
◆ハイハット・コントロール・ペダルFD-9
価格:オープン
発売日:2016年4月23日


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