故郷で見た“月の道”が導いた、ありのままの自分

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デビューから6年間在籍していた事務所を離れ、
昨年しばらくの間、故郷の奄美大島で充電をしていたという我那覇美奈
その故郷でのある出来事が、彼女に新たなエネルギーを与えた。
そうして出来上がったニュー・シングル「月の雫」をもって
「ゼロからスタートする感じ」と現在の心境を語る彼女の、
芯の強さとピュアな心模様に触れていただきたい。

裸の自分に自信を持てる女性になりたい 

NEW SINGLE

「月の雫」

2004年5月26日発売
FLCF-4009 \1,050(tax in)
1. 月の雫
2. ほしつぼみ
3. 青空





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 「月の雫」試聴

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(5/26~6/9 期間限定)
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「3週間くらいだったんですけど、ほんとにのんびりとゆっくり過ごして、何もしませんでしたねぇ(笑)」と、昨年の夏に故郷の奄美大島で過ごした、いつもより少し長めのオフを振り返りながら明るく笑う我那覇美奈。彼女は今年の3月12日に23歳になったばかりだが、その佇まいは実際の年齢よりも幾分か大人びて見える。それはべつに、背伸びをしているという類の虚勢ではなく、自然とかもし出される人生観の説得力から来るものだと感じた。

「東京に出てきてからの数年間は、島に帰りたくなかったんですよ。“東京に行って歌手になる!”って言って出てきたのに、何かあったからってすぐに戻るようなことをしたくなかったから。でも、東京にいる島の人たちと仲良くなって、いろんな話をしていくうちに考え方が変わっていったんです。肩肘張らずに、帰りたいときに帰っていいんだなって。そう思えるようになってから気持ちがすごくラクになって、島に帰るのが楽しみになりました」

そう語る奄美の海で、彼女は自身に転機をもたらすある光景に出会った。

「満月の夜に海辺をみんなで散歩していたら、海面に月の光が反射していてすごくキレイだったんです。それを見てお母さんが“月の道みたいね”って言って。波のない静かな日で、ほんとに道みたいに、スーッと水平線の先まで光が伸びていて、ずっと歩いて行けそうなぐらいの気がしたんですよ」

6年間在籍した事務所を離れ、不安を感じながらも次のステップに向けての充電をするために帰った故郷で見た“月の道”。このときに感じた想いが、ニュー・シングル「月の雫」の歌詞のコンセプトとなり、<ずっと唄っているから>という改めて湧いた決意として綴られている。

「この詞が出来たのは、もう最後の最後ですね。まだ制作途中だったときに、イベントで中学生たちの前で歌うことになったんですけど、この部分だけ歌詞ができてなくて。で、“私はいま何がしたいんだ? どうしたいんだ?”って考えたら、スッと<ずっと唄っているから>って出てきたんです。奄美にいた頃にも島唄なんて歌ったことなかったんですけど、今回のシングルで島唄っぽいものを歌ってみたら“意外とコブシ回せるじゃん、私”って思ったりもして(笑)。これも奄美の血かもしれないですね(笑)」

奄美で生まれて育った、ありのままの自分でいい。そう思えるようになった彼女は「いままた、ゼロからスタートするような気分です」と語る。このスタートラインの先に、どんな我那覇美奈がいるのか? 最後に、将来どんな女性になりたいか、理想の女性像を訊ねてみた。

「ジェーン・バーキンはどうしても外せないんですけど(笑)。胸の開いてる服を着ているとかではなくて、“女らしい色気”が内面からにじみ出ている女性ですね。話し方や佇まいもそうですし、歳を重ねて人生を積むことで生まれる深みのある色気。言い換えると、ありのままの自分、裸の自分に自信を持てる女性です」

取材・文●望木綾子


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