リバティーンズのピート「死ぬのは怖くない」

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先週、バンドを離脱させられたザ・リバティーンズの元フロントマン、ピート・ドハーティが『Sunday Mirror』紙の独占インタヴューで現行のドラッグ問題について語った。1日1,000ポンド(およそ20万円)をヘロインに費やすというドハーティは、ドラッグが自分の命を縮めているのは承知しているものの、「死ぬのは怖くない」と話した。

ドハーティはこう語っている。「死ぬのは怖くない。このままドラッグをやり続けたら死ぬだろうって言われるけど、そんなことはどうでもいいんだ」自分より多くのドラッグをやり、まだ生きてる人をたくさん知っていると付け加えた。

また、タイの有名な寺院へリハビリに向かったのは、自分の意思というより母親から懇願されたからだと明かした。「母親がある日、家に来たんだ。俺のことを心配してね。彼女は自分の胸にしこりを見つけたんだけど、俺がリハビリに行くことを承諾しないなら、レントゲン検査を受けないって言い出したんだよ。そういうプレッシャーを与えるのはフェアじゃないって思ったけど、母親のために(リハビリへ)行くことにしたんだ」

そのため、寺院の厳しい治療を受ける覚悟は出来ていなかったという。「プライオリー(ロンドンのリハビリ施設)を出たばかりで、震えや吐き気が止まらなかった。バカなことに、タイの治療がどんなものか前もって調べてなかったんだ。地獄だったよ」

またドハーティは、ドラッグ問題を克服するため一緒にフランスへ渡ろうとしていたガールフレンドとは別離したとも明かしている。「彼女とは付き合ってたけど、もう終わった。彼女かドラッグ、どちらかを選ばなくちゃいけなかったんだ。俺はドラッグを選んだんだろうな……」

ザ・リバティーンズは、先週、ドハーティ抜きでフェスティヴァルへ出演することを発表したばかり。ギタリストのカール・バラーは「ピートが問題を解決すれば、いつでもバンドへの復帰を歓迎する」とコメントしている。

Ako Suzuki, London
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