メタリカの曲を口ずさんだ殺人犯が死刑に

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20年前に強盗殺人を犯し犯行直後にメタリカの曲「No Remorse」のフレーズを口ずさんだ男が、7月7日(水)、テキサス州で処刑された。Houston Chronicleなどによると、当時18歳の高校生だった犯人は、'84年にドラッグを服用し同州南部の港町コーパスクリスティで男性を銃殺。13ドル(約1400円)を奪って逮捕された。

「No Remorse」はメタリカのアルバム『Kill 'Em All』に収録されている曲。彼が口ずさんだのは“死”や“悲しみ”といった言葉が繰り返される“another day, another death, another sorrow, another breath”という箇所。犯人はまた、裁判所で審議のために曲がプレイされた際、ギターを弾くまねをしたという。

関連ニュースでは、2年の歳月と数百万ドルを投じたメタリカのドキュメンタリー映画『Metallica: Some Kind of Monster』が、7月9日(金)からニューヨークとバンドの故郷サンフランシスコを皮切りに、米国で公開される(日本未定)。映画はメンバーの精神セラピーの様子などを描いている。カーク・ハメット(G)は、見られたくない部分があるが、本当に伝えたいメッセージは「愛する人が問題を抱えていたら、とことん付き合えということ。真正面から取り組まなければいけない。この映画は多くの人を救う」と米雑誌『Time』に語った。また、ジェイムス・ヘットフィールド(Vo)はNew York Daily Newsに「これは“クレイジーなロック・スター”といた類の映画ではない。人間の本質が入っている。……タフでなければ人間の感情に踏み込めない。心の仕組みを知りたいと思うは悪いことじゃない。足を怪我したら、医者に行く。心に異常があれば、セラピストに相談する。単純なことなんだ」と話している。

メタリカは8月16日、ミネソタ州セントポールから北米ツアーを再開する。

T.Kimura
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